広島は14日、マツダスタジアムでスカウト会議を行い、26日のドラフト会議で
広陵・中村奨成捕手(3年)を1位指名することを決めた。苑田スカウト統括部長が
笑顔を浮かべながら「中村君で行くことになりました」と公言した。

 早実・清宮幸太郎内野手(3年)の指名回避を決めた時点で、社会人の即戦力投手も
1位候補に挙がっていたが、将来性あふれる高校NO1捕手への愛が上回った。
公表の理由について「他球団には来てくれるなと、単独で行けたらという気持ち」と説明した。

 今夏の甲子園で大会新記録の6本塁打をマークしたパンチ力に加え、肩の強さも魅力。
松田オーナーも「これだけの能力を持った選手はなかなか出てこない。広島のファンには
喜んでもらえると思うし、全国のファンにも、何年後かには取って正解だったと
思ってもらえる選手」と話した。

 中村は広島・廿日市市出身で、幼少期には選手のサインをもらいに2軍の大野練習場に通った。
プロ志望届を提出した際には「自分を厳しく指導し成長させてくれるような球団に
選んでいただきたい」と話しており、広島のイメージとも合致する。12球団OKを
打ち出しているため競合する可能性はあるが、リスク覚悟で「10・26」に臨む。

スポーツ報知
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