元マンチェスターU(イングランド)指揮官のデイヴィッド・モイーズ氏(54)は、クラブレベルでの指揮を第一希望としているものの、母国のスコットランド代表監督就任へも意欲的なようだ。英『BBC』が現地時間13日(以下現地時間)に報じた。

 スコットランドは先日の2018年W杯予選で敗退が決定。12日にゴードン・ストラカン前監督がSFA(スコットランドサッカー協会)側と「双方の合意」を理由に退任し、現在はマーキー・マッケイ氏が暫定監督を務めるが、新たな監督を探している。

 エヴァートン(イングランド)やレアル・ソシエダ(スペイン)なども指揮したモイーズ氏は、『BBC Radio 5 live』で「一番の希望はクラブ監督に復帰することだ。しかし、もしスコットランドがどこかの段階で話したいとするならば、喜んで話をしたいし、彼らの話を聞くつもりだ」と述べた。

 スコットランド代表新監督を巡っては、元イングランド代表監督のサム・アラーダイス氏、北アイルランド代表監督のマイケル・オニール氏も候補の噂に挙がっている。

 しかしモイーズ氏は「SFAは他国出身の監督も検討しているようだが、スコットランド人の監督が最善だと思う。代表監督は出身国の指揮をとる、というルールを世界中で設けてほしい」と続けた。

 また、スコットランド代表については「長年にわたり、信じられないほど才能のある素晴らしい選手たちに恵まれてきた。だが現時点では、それが難しくなっている。我々は若い選手を代表に呼ぶようになってきている」とし、これからEURO2020予選開幕までの間に行なわれる親善試合では「若い選手を起用して、どのようなプレーをするかを見る良い機会だ」と、自身の見解を述べた。

 同氏は昨季サンダーランド(イングランド)を指揮していたが、チームの2部降格に伴い、5月に辞任。以降フリーとなっている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171014-00000015-ism-socc