10/12(木) 7:45配信

 来年のW杯ロシア大会の組み合わせ抽選で、日本は第4ポットに入ることが濃厚となった。12月1日にモスクワで行われる抽選は、従来通りに出場32チームを上位から順に4つのポットに分け、実力に偏りがないようにした上で行われる。各大陸予選を含む10月の国際Aマッチが10日に終了。ポット分けに適用される16日発表の国際サッカー連盟(FIFA)ランクを、日刊スポーツがひと足早く算出してみた。

 各大陸でW杯出場チームが決まってきた。日本を含めロシア切符を手にしたのは計23チーム。ドラマチックなアルゼンチンなどとは対照的に日本は10日、W杯に出場しないハイチと3−3で引き分ける大凡戦だった。ハリルホジッチ監督は11日も東京・JFAハウスに出勤し、スタッフ会議に出席。帰り際「よく寝られなかった」と、前夜の怒りで寝不足だとこぼした。

 おぼろげながら大会の輪郭がみえてきた。日本の命運を大きく左右する抽選は12月1日。事前のポット(P)分けは、基本的に10月の2試合の結果を受けたFIFAランクに基づいて決まる。最新ランクをひと足早く算出してみると、シードの第1Pは開催国ロシアを含む8チーム。順に上位から第2、第3、第4と出場32チームが4つに分けられる。日本は第4Pが濃厚となった。



 ただし、日本よりランクが下のチームが本大会に8チーム出場した場合のみ、第3Pに滑り込むことができる。(1)欧州プレーオフをギリシャが突破(2)大陸間プレーオフをホンジュラスが制す(3)同プレーオフをニュージーランドが制す(4)アフリカ予選D組でセネガルが敗退、この4つの難条件が同時“クリア”されなければならない。そんな奇跡が起きて第3Pに入れば、実力で同等以下も多い第4Pのチームと同組となり、チャンスは拡大する。

 ただし、現実的に第4Pが濃厚。実力、ランキング通り、日本のW杯での躍進は、上位を食う第4Pからの“下克上”によって実現することになる。

 ◆抽選メモ W杯ロシア大会の組み合わせ抽選では、10月のFIFAランキングをポット分けに適用することを9月14日に国際サッカー連盟が発表。出場の上位7チームと開催国ロシアがシードされて第1ポットに入る。1次リーグでは欧州を除いて同じ大陸連盟所属の2チームが同組とはならない。実際のポット(つぼ)に各チーム名が入った球を入れ、そこから抽選を行うため、ポットと呼ばれる。

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