中邑3度目挑戦もWWE王座奪取ならず またもシン兄弟の介入に泣く
2017.10.09.

世界最大のプロレス団体WWEのペイパービュー大会「ヘル・イン・ア・セル」が9日(現地時間8日)、
米デトロイトで行われ、WWE王者ジンダー・マハル(31)挑戦した元新日本プロレスの
“ロックスター”中邑真輔(37)は敗れ、日本人初の同王座奪取に失敗した。

8月のペイパービュー大会「サマースラム」、9月20日の日本公演と2度、マハルに挑戦したが、
マハルに帯同するシン・ブラザーズの2人の介入によって王座奪取を阻まれた中邑。
WWEのトップスターの1人ランディ・オートンを破って3度目の挑戦権を手ににした今回は
王座奪取の機運が高まっていた。

序盤はけいれん式ストンピングなどで主導権を握った中邑は、
場外乱闘からマハルの猛反撃を受けたものの再び得意の蹴り技を中心に攻勢に出る。
そして、マハルをコーナーに乗せて強烈なヒザ蹴りを放つが、ここでシン・ブラザーズが介入。
それにも動じず中邑は攻め続けると、再び介入したシン・ブラザーズに、
たまらずレフェリーが場外に飛び出して退場を命じた。

そして、このチャンスに中邑の必殺技キンシャサがさく裂。
今度こそ王座奪取かと思われたが、シン・ブラザースの抗議を受けたレフェリーがリングに戻るのが遅れ、
惜しくもカウント2で返されてしまう。その後、場外に退避したマハルをリングに連れ戻し、
再びキンシャサを繰り出したものの寸前で交わされ、直後にマハルの必殺技カラス
(コブラクラッチスラム)でマットにたたきつけられて無念の3カウントを聞いた。

デイリースポーツ on line
https://www.daily.co.jp/ring/2017/10/09/0010627346.shtml