3年後の東京オリンピックで実施される野球の予選方式について、大会の組織委員会は、2つのグループに分けて行う方針を固め、近く国際競技団体に伝えるとともに、具体的な日程の調整を進めることにしています。

東京オリンピックの野球の予選方式は、大会の組織委員会が出場6チームを2つのグループに分けて1次リーグを行うことを提案しているのに対し、世界野球ソフトボール連盟は試合数の多い総当たり戦を求めています。

これについて、組織委員会の武藤敏郎事務総長は5日、記者団に対し、IOC=国際オリンピック委員会との間でグループ制で行うことを合意したとして、組織委員会として方針を固めたことを明らかにしました。

そのうえで、武藤氏は「連盟のフラッカーリ会長からいろいろ聞いて、十分に真剣に検討した。われわれサイドでは決めたので、受け止めてもらう」と述べ、早急に文書で方針を伝え、理解を求める考えを示しました。

組織委員会としては、日本の開幕戦を、東京大会の開会式の翌日に福島県で実施することなど、具体的な競技日程の調整を進めることにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171005/k10011169201000.html