0001りんがべる ★
2017/10/07(土) 11:44:27.33ID:CAP_USER9http://www.tokyo-sports.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/e39dfaf955cf564e2e8076c2080a4cce-205x300.jpg
山口俊の不祥事は反撃ムードに水を差した
【緊急連載・巨人に明日はあるか(3)】
今季の巨人で最大の“事件”が発覚したのは名古屋だった。
7月18日の中日戦(ナゴヤドーム)の試合直前、予告先発投手が突如、山口俊から高木に変更となった。
その後、球団から発表された回避の理由は衝撃的だった。
山口俊は1週間前の7月11日未明、都内の飲食店で右手を負傷し、泥酔した状態で駆け込んだ病院で警備員に暴行を働いた上、ドアを損壊。警察が被害届を受理していたことも発覚した。
球団が事実を把握したのは、試合直前のことだった。
山口俊はすぐに自宅謹慎を命じられたが、球団と読売首脳の怒りはすさまじく、本人が事の重大性を認識していない態度を取ったことも火に油を注いだ。
当初の処分方針は「自主退団」。だが代理人サイドや選手会の反対もあり、最終的には今季終了までの出場停止と罰金、減俸処分となり、山口俊もこれに納得して判を押した。
巨人とDeNAでは注目度が異なる。ましてやFA選手ならなおさらだ。
実は山口俊に関しては、獲得調査の段階で「酒癖に難あり」との報告が上がっていた。
右腕が犯した事実については擁護できない。だが球団側も迎え入れることに躍起になり、巨人選手としての振る舞いやトラブルが起きた際の対処法の指導を怠った部分はあっただろう。
悪夢の13連敗を抜け、反攻ムードが生まれた矢先のトラブル。右腕が謹慎中から、現場の反応は冷ややかだった。
「クビにならずに済んでよかったですね」という声もあったが、はっきりと「戻ってこなくていい」という選手もいた。
驚くべきはトラブル発覚から何日たっても、獲得を後押ししてくれた由伸監督への謝罪がなかったこと。
口には出さなかったが、山口俊を戦力と計算していた指揮官の落胆の度合いは計り知れない。
起きた事実をなかったことにはできないが、右腕はその後の不義理な行動でも信頼を失った。
ただ「4本目の先発」となるはずだった山口俊を欠きながらも、チームは遅まきながら反転攻勢を開始する。
エンジンとなったのは菅野、マイコラス、田口の“3本柱”と、2番に座った新助っ人のマギー。ファームの熱意が実を結び、待ちに待ったラッキーボーイも登場する。
東京スポーツ 2017年10月07日 11時00分