「ジャイアンツからコーチのお話を頂いたけど、まだ勉強不足と思っているし、いつになるか分からないけど、もしまた声を掛けてもらった時に、期待に応えられるコーチになりたい。人の人生を預かるわけなので、しっかり成長させられるようなコーチになれるよう勉強していきたい」

 巨人の相川亮二(41)が3日、今季限りでの現役引退を表明。今季最終戦となったヤクルト戦の前に神宮球場内で会見し、冒頭のように説明したから、報道陣はザワついた。

 巨人は今季、球団史上最悪の13連敗などもあり、2006年以来のBクラス、4位でシーズンを終了。初めてクライマックスシリーズ進出を逃した。来季3年契約の3年目を迎える高橋由伸監督(42)を支える新コーチ人事に注目が集まる中、すでに相川にはソデにされていたわけだ。

 さるチーム関係者が言う。

「球宴期間中に斎藤二軍監督を一軍投手コーチにして、尾花投手コーチをブルペン担当にするという異例の配置転換を敢行したように、来季に向けて本格的な投手部門のテコ入れが行われるのは間違いない。クビが濃厚の尾花コーチの後釜には、11年から14年まで投手コーチを務めていた川口和久氏(58)、1999年から01年まで投手陣を率いた水野雄仁氏(52)ら経験者の名前が浮上している。当然、今季も貧打に泣いた打撃部門のテコ入れも必然で、こちらは02年から11年まで打撃コーチや二軍監督を歴任した吉村禎章氏(54)の名前が取り沙汰されているのですが、現時点で決まっているのは吉村氏だけ。いずれも交渉が難航しているというのです」

■まさかの村田ヘッド残留も

 岡本ら期待の若手が育っていない現状で、来季も上がり目がないと見られているのか。コーチ探しに四苦八苦という状態で、あろうことか村田真一ヘッドコーチ(53)の残留説まで流れている。

「監督が続投するなら、Bクラス沈没の責任は村田ヘッドが取るものだと誰もが思っていた。由伸監督就任以来、右腕として支えたものの、2位、4位で2年連続V逸。責任感が強い村田ヘッドは辞意を固めながらも、由伸監督たっての希望で、今回も何らかの形で残留するというのです」(前出の関係者)

 高橋監督が進退をかける勝負の3年目、早くも雲行きが怪しくなっている。

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10/4(水) 12:09配信