ことし7月、埼玉県久喜市の県立高校の野球部の部室からボール120個などを盗んだとして、水戸市の20歳の男ら2人が逮捕されました。ことし夏には、関東地方の高校の野球部などで合わせて9000個余りのボールなどが盗まれる被害が相次いでいて、警察は関連を捜査しています。

逮捕されたのは、いずれも水戸市に住む無職の大崎晋太朗容疑者(20)と、当時19歳で土木作業員の少年の合わせて2人です。

警察の調べによりますと、2人はことし7月、埼玉県久喜市にある県立鷲宮高校の野球部の部室に侵入し、ボール120個とバット12本を盗んだ疑いなどが持たれています。
2人は同じ中学校の野球部に所属していたということです。

ことしの夏には、埼玉県や栃木県など関東地方を中心に20の高校の野球部で、9000個余りのボールやバットなどが盗まれる被害が相次ぎ、警察が窃盗事件として捜査を進めたところ、盗まれたバット合わせて37本が茨城県内のリサイクルショップに売られていたことがわかったということです。

警察は、盗まれたバットを売ったとして2人の仲間の19歳の少年も逮捕し、一連の窃盗事件との関連を捜査しています。
大崎容疑者らの認否について、警察は今後の捜査に支障があるなどとして明らかにしていません。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171002/k10011164761000.html