沼田まほかるの本って、話によっては最後近くまで不快で
嫌悪感を叩き込んでくるような感じなんだけど、
いつの間にか美しいものに触れているのに気が付くというか
泣かせるものにとって代わっちゃう
嫌悪と感動に感情がもみくちゃにされるという、
なかなかマゾヒスティックな経験をさせてくれる作家

こう書くと、絶対一般向けしないだろうというのは
想像に難くないよね。