独立からわずか2週間。電光石火の再出発ではないか。今月8日にジャニーズ事務所を退所した元SMAPの稲垣吾郎(43)、草g剛(43)、香取慎吾(40)の3人。独立当初は所属事務所が決まらないどころか、連絡先さえ分からず、“イバラの道”が待ち受けているとみられていた。

 ところがどっこい。退所した翌日にテレビ出演した香取が、出待ちするファンに声を掛ける“神対応”がすぐさま話題に。さらに、ジャニーズ事務所では厳禁となっているインターネット上での写真使用を許可すると、さっそく香取の神対応の様子がネット上に流れた。何やら“呪縛”から解き放たれ、生き生きと活動しているように見える。

 22日には、3人の公式サイト「新しい地図」を開設し、新聞紙上の広告でファンに報告。これまでSMAPファンが何度も新聞広告で温かいメッセージを送っていて、それに応えるような形となった。公式サイトではフェイスブックやLINEなどのアカウントも設置。日本語だけでなく英語、中国語、韓国語などにも対応していて、つくりもスタイリッシュだ。芸能評論家の肥留間正明氏はこう言う。

「これまでのジャニーズ事務所はメディアに対し、力で押し切ってきたところがある。でも、独立組の3人はマスコミも“味方”につけて、協力してやっていこうという姿勢が見えます。ネットへの写真解禁でも、柔軟な対応を見せている。残留したキムタクが映画などで苦戦していることや、世間やファンの反応を見る限り、ある意味、ジャニーズ事務所の“敗北”といっていいと思います」

 メディア側も非常に好意的だ。香取が出演するフジテレビ系「おじゃMAP!!」では、草gがゲスト出演することが決定。番組側から草gにオファーがあったとされ、10月4日のスペシャルで放送されるという。独立から初の共演に話題を呼ぶことは確実だ。

「3人の“バック”には、大手芸能事務所がついています。ジャニーズ事務所としても“稼ぎ頭”の中居正広が残っているので、3人とは共存共栄を図りたいところ。“干される”なんてことはまずないでしょう」(芸能プロ幹部)

 生き生きとした3人は、以前にも増した輝きを見せるかもしれない。

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