■リーガ第5節 バルセロナ 6−1 エイバル

バルセロナ:メッシ(20分、59分、62分、88分)、パウリーニョ(38分)、デニス(53分)

エイバル:エンリッチ(57分)

リーガエスパニョーラ第5節が19日に行われ、エイバルは敵地カンプ・ノウでバルセロナと対戦した。
MF乾貴士は先発フル出場している。

昨季最終節で乾の2得点によりバルセロナを追い詰めた(最終結果は2−4)エイバルだが、メンディリバル監督はバルサとの相性が良くない。
これまで率いたバジャドリー、レバンテ、オサスナ、エイバルで15戦して1勝1分け13敗。11−12シーズンにはオサスナで0−8という記録的な大敗を喫している。

先日のヘタフェ戦で負傷したデンベレが4カ月の離脱を余儀なくされたバルセロナ。
バルベルデ監督は前節で結果を残したパウリーニョとデニス・スアレスに加え、マスチェラーノ、ディーニェを先発起用してメンバーの入れ替えを行った。

最初のチャンスを迎えたのはエイバルだ。3分、ジュンカのアーリークロスにエンリッチが抜け出す。
だがGKテア・シュテーゲンとの1対1という絶好機を生かせず、先制点奪取には至らない。

9分には、右サイドからのクロスを受けた乾がトラップから間髪入れずに右足でシュートを打つ。
昨季のバルサ戦でのゴールと似たような形だったが、ここはGKテア・シュテーゲンがセーブしてCKに逃げる。

前述したようにメンディリバル監督はバルセロナ戦を苦手としている。中でも“天敵”としているのがメッシだ。
メンディリバル監督が率いてきたチームを相手に54得点を挙げてきたバルサだが、メッシはそのうち17ゴールを記録している。

メッシはこの試合でもメンディリバル監督の悪夢となる。20分、イニエスタとのワンツーで抜け出したセメドがガルベスに倒されてPKを獲得。これをメッシが決め、バルセロナが均衡を破った。

メッシの得点で落ち着いたバルセロナは、ヘタフェ戦で活躍した2選手が再び輝きを放つ。
38分、デニスの蹴ったCKに、パウリーニョが高い打点からヘディングを叩く。
背番号15のシュートがネットを揺らすと、カンプ・ノウには「パウリーニョ」コールがこだました。

バルセロナは53分、カウンターを仕掛ける。パウリーニョの人を食ったようなスルーから、ボールを受けたメッシが中央を割る。
シュートはGKディミトロビッチに阻まれたが、こぼれ球をデニスが蹴り込んだ。

意地を見せたいエイバルは57分に左サイドを破り、ジュンカがスピードに乗ったクロスを上げる。
エンリッチがニアサイドでボレーを合わせ、一矢報いる。

再び2点差としたエイバルだが、59分にまたもメッシが現れる。バイタルエリアで前向きの状態でパスを受けたメッシは、
エイバルDF陣に囲まれながらワンフェイントでシュートコースを開け、左足を強振。球体はポスト際をなぞるように枠内に収まった。

エイバルは60分に乾の左足のシュートがGKテア・シュテーゲンの好守に遭うと、62分、メッシにハットトリックを許す。
エンジン全開のアルゼンチン代表FWはパウリーニョとのパス交換からエリア内に入り、得意の左足でフィニッシュした。

バルセロナは88分に右サイドを突破したA・ビダルのマイナスのパスからメッシが左足を振り抜き、この日4ゴール目を奪取。
メッシはリーガでの得点数を9得点として、出場停止で出遅れているマドリーFWクリスティアーノ・ロナウドをよそに、得点王争いで単独首位に立っている。

バルセロナは開幕5連勝を飾り、首位をキープした。対するエイバルは暫定で13位に位置している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170920-00000049-goal-socc
9/20(水) 6:51配信

https://www.nikkansports.com/soccer/world/score/2017/esp/esp-11049742.html
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