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2017/09/19(火) 05:53:57.05ID:CAP_USER9これはサイバードが手がける女性向け恋愛ゲーム「イケメンシリーズ」の5周年を記念した企画展「イケメン展示◆彼と過ごした恋の園」が、9月16日から11月7日まで、京都国際マンガミュージアムにて展開されることにあわせた企画。
「魅力的なキャラクターとは」をテーマに、「イケメン戦国◆時をかける恋」「イケメンヴァンパイア◆偉人たちと恋の誘惑」のイラストを手がける山田シロと、ゲームを制作する高聖美プロデューサー、竹宮の3名が、マンガとゲームの世界を比較しながらトークを繰り広げていった。
イベントの序盤では、マンガとゲーム、それぞれの作品の作り方についてが語られる。
竹宮は「ストーリーやテーマがしっかり決まっていて、それを語らせるためにはどういうキャラクターを設定しようか考える作品もありますが、キャラクターもストーリーも設定も、すべて一緒にできあがったのが『風と木の詩』。
生まれたときからすべてを持っていたもののように感じます」と述懐する。
一方の高プロデューサーは、ゲームは大勢が関わるチームで作られていくため、それぞれが意見を出し合いながらよりユーザーに楽しんでもらえる作品を作っていくことを説明。
“履歴書”と呼ばれるキャラクターの設定が細かく書かれた資料を制作し、山田やスタッフと共有して魅力的なキャラクターやシナリオ作りを進めていくことを明かした。
キャラクター作りについての話題になると、竹宮が「風と木の詩」に登場するオーギュスト・ボウは、ピアニストのフランツ・リストをモデルにしたと話す。
「フランツ・リストって指が長かったらしいんです。それを見て、(オーギュスト・ボウの)手が美しいというエピソードを展開したこともあります」と制作秘話を披露。
山田はキャラクターを描く際に、「『イケメンシリーズ』のキャラクターはアニメやマンガ寄りというよりも、街中を歩いていてもおかしくない髪型をベースに考えていて、できるだけ奇抜じゃない髪型にするのを気をつけています」と語る。
高プロデューサーも「『イケメンシリーズ』は全員が攻略対象なので、恋愛対象として見たときに違和感なくイケメンだと思えるかという観点では、キャラクターとしての美少年っぽさよりも、自分が感情移入してカッコいいと思えるか。現実味を重要視している」とポイントを述べた。
山田はイラストを手がけるにあたり、「みんなに好いてもらえるように、自分自身が気に入らない要素はできるだけ省いています。“捨てキャラ”なしと言いますか、誰がセンターに立ってもカッコいいように意識してデザインしています」とこだわりを語る。またゲームでは基本的に上半身しか映らないことから、「上半身にゲームにおける“イケメン重要ポイント”が入っていないといけない」と言い、「このキャラクターはハイネックが似合うとか、襟が立っているほうがいいとか、それがキャラの性格と合致していないとイケメンじゃなくなってしまう。鎖骨が見えていたらセクシーというわけでなく、見えていていいキャラとそうじゃないキャラがいて、キャラに沿わない(肌の)出し方だと、皆さんもあまりピンと来ないのではないかと思います」と考えを明かす。
シチュエーションのヒントはどこから得るのかという質問について、高プロデューサーは「スタッフ自身が日常生活でキュンとするポイントを生かすこともある」と話し、「上司も『みんな恋愛しようね!』『恋する気持ちを持とうね』という話をしていて、ときめきを忘れないようにしている」とのエピソードも。
竹宮も「ほかの人の恋バナを聞いたりして、『このシチュエーション面白い』と思ったり、『それ美しくない?』とつまみ食いすることもあります。
身近な兄弟の裏話や、父親の婚約中の話を聞いているだけでもロマンチックなエピソードが出てくることがありますから」とアイデアの生まれる場所を語った。
写真:左から「イケメンシリーズ」のプロデューサー・高聖美、竹宮惠子、京都国際マンガミュージアム研究員の應矢泰紀氏。
http://amd.c.yimg.jp/amd/20170918-00000059-nataliec-000-0-view.jpg
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170918-00000059-nataliec-ent
※続きます