JRAは14日、木幡育也騎手(18)=美浦・藤沢和雄厩舎=の30日間の騎乗停止処分を発表した。

 先週9月10日の中山競馬のレースで騎乗した後に受けたドーピング検査(薬物使用に関する検査)により、同騎手の検体から対象薬物として
指定されている利尿剤「フロセミド」が検出されたことが判明。日本中央競馬会競馬施行規程第147条第20号に該当することにより、9月14日から
10月13日まで30日間の騎乗停止となった。

 木幡育は以前、落馬の影響で出たむくみを取るため、利尿剤を服用した際には事前に申告していた。しかし今回は、木幡自身が医師から処方された
薬物ではなく、他人から譲り受けた薬物を服用し、事前の申告も怠っていた。

 JRAでの禁止薬物による騎乗停止は今回が2例目。昨年2月、短期免許で来日したルイス・コントレラス騎手から強い鎮痛効果があるオキシコドンが
検出され、30日間の騎乗停止と、5年間の短期免許交付停止の処分が出された以来となる。

http://www.hochi.co.jp/horserace/20170914-OHT1T50138.html