敏腕代理人として知られるミーノ・ライオラ氏が11日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、パリ・サンジェルマン(PSG)のFWネイマールについて言及している。

ライオラ氏はFWズラタン・イブラヒモビッチやMFポール・ポグバ、MFマルコ・ヴェッラッティ、GKジャンルイジ・ドンナルンマといったスター選手を抱え、世界最高峰の代理人の1人として挙げられている。今夏の移籍市場において、史上最高額となる2億2000万ユーロ(約290億円)の移籍金でバルセロナからPSGへ加入したネイマールについて、ライオラ氏は2つの点に注目し、自身の見解を示した。

「金額はそれほど大げさなものではない。皆、このような数字を読むことに慣れていないから、見た目がそうさせるだけだ。まず1つ目は、バルセロナがネイマール獲得の際、サントスに対し1億5000万-1億6000万ユーロ(約196-209 億円)もの大金を支払っていたという事だ。だからスペインのクラブが2億2000万ユーロを超える違約金を設定していたのも妥当と言える」

続いてライオラ氏は2つ目にPSGのオーナーであるカタールがネイマールの移籍金を支払った点に注目している。アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏のナポリ移籍を例に挙げ、天才的な移籍だったと称賛している。

「2つ目は非常に重要だ。ネイマールの移籍金を支払ったのはPSGではなく、(カタール)国全体で、首長が国民へのプレゼントとすることを決めた。(ディエゴ)マラドーナのナポリ移籍とその後に起こったことを思い出してほしい。歴史的な移籍に歓喜で溢れ、世界でも有数の移籍だったと私は考えている。まさにこれが今、複雑な問題を抱えるカタールで起きた。首長はネイマール獲得という天才的な事を実現した。天才的、本当に天才的だ」

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