「阪神5−5巨人」(12日、甲子園球場)

 伝統の一戦で、プレー中に物が投げ込まれる事態が発生した。同点で迎えた延長十二回。巨人の先頭打者・寺内が放った打球は、左翼スタンド目がけて伸びていった。阪神の左翼手・福留が懸命にバックするも届かず、打球はフェンスに直撃した。

 いきおい余ってフェンスにぶつかった福留がクッションボールを処理しようとした瞬間、プレスチック製の容器が福留の頭上を通り過ぎ、左翼の芝生へ落ちた。プレーに影響はなかったが、一歩間違えると福留に直撃していた可能性もあった。

 投げ込んだ人物について、球場職員は「誰が投げたかはわかっていません。お客さんの数もあれだけ多いですし」と説明。投げ込んだ場所については、「グラウンドに届く範囲ですので、(左翼スタンドの)ビジター応援席と、阪神ファンの方々がいる境目あたりではないか」と推測した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170912-00000167-dal-base