現地時間9月5日に行われる2018FIFAワールドカップ ロシア・アジア最終予選の最終戦、サウジアラビア代表との一戦を控える日本代表。GK川島永嗣は、3月にアウェイで行われたアラブ首長国連邦(UAE)戦より、日本のゴールを守り続けているが、守護神の座を確保したとは考えていない。

日本はオーストラリア戦で勝利を収めたことにより、W杯への切符を手にした。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、選手たちへ求めることにも変化はあったのだろうか。その問いに川島は「それは正直、変わっていない」と答える。そして「逆に、監督が一番、次の試合(サウジアラビア戦)でも勝利を求めていると思う。オーストラリア戦の前も、(W杯出場を)決めることができれば、自分たちは新たな章が始まるという話はしていました」と続ける。

また、「僕ら自身のモチベーションは変わらないですね。向こう(サウジアラビア)は勝たないと(W杯)出場を決められない状況なので、かなり強い気持ちで入ってくると思いますけど、自分たちも勝利に対する欲は変わらないし、試合の臨み方は変わらない」と、選手たちも勝利を目指していると明かした。

川島は「自分たちがW杯に行けることを保証されていないと、選手1人ひとりが分かっていると思う。そういう意味で、この試合(サウジアラビア戦)は、W杯に向けて新たな第一歩。良いゲームをして、良い勝利で終えたい」と語り、これからがW杯出場メンバーに選ばれるための戦いだとの考えを示す。

多くの選手が「成長」という言葉を口にするが、ハリルホジッチ監督がポジション争いを煽っているのか。川島は「特に、そういうことはないです。いままでの監督の行動を考えれば、誰も呼ばれることを保証されていないのは、みんなも分かっている」と、選手たちが競争意識を持っていることを強調する。

そして「(W杯出場を)決めたと言っても、自分たちはいろいろな意味で苦しんできたし、最後は本当にいい形で締めたいという思いは強いです。そういう意味でも(サウジアラビア戦に)出た選手はポジション争い、メンバー争いを含めて、この試合がスタートになるんじゃないかな」と答えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170904-00000005-goal-socc