「まさにアンストッパブル(阻止不能)なミドルシュート!」。

 オーストラリアとの大一番を2−0で制し、6大会連続6回目のワールドカップ出場を決めた日本代表。FIFA公式サイトが速報ページでその偉業を称え、こんな戦評を添えた。
 
「日本はスタートから快調な滑り出し。チーム全体の動き出しが良く、立ち上がりから攻勢を仕掛けた。ただ、試合が進むにつれてオーストラリアがポゼッションで上回るようになり、前半は見せ場の少ない膠着状態となる。日本は大迫のポストワークを基点に攻撃の糸口を掴みたいが、シュートチャンスには至らない。ゲームを落ち着かせたオーストラリアがホームファンをもナーバスにしていた」

 そんななか、日本が先制点を挙げる。41分の出来事だ。同サイトはオーストラリアの守備を「完全な連携ミスだ。浅野をフリーにしてしまい、難なく決められた。長友のクロスボールも称えられて然りの質」と評した。
 
「後半はスタートからオーストラリアが攻勢に出る。ユリッチ、ケイヒルと経験豊富なアタッカーを投入してシフトチェンジ。だが日本のディフェンスは高い集中力でこれを封じ込め、効果的なカウンターやセットプレーから好機を見出していった。試合巧者ぶりを際立たせていく」
 
 そして日本に待望の追加点が生まれる。「数分前に決定機を外していた井手口が大仕事をやってのけた。まさにアンストッパブル(阻止不能)なミドルシュート! キーパーのライアンはなす術なしだった」とレポート。「ワールドカップ行きの切符をグッと手繰り寄せた」と書き綴った。
 
 日本はこのまま2−0で快勝! 最後はなぜか香川真司のカットを使用し、「サムライブルーが鮮やかな勝利!6大会会連続出場だ!」と祝福した。

 
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170831-00029445-sdigestw-socc