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2017/08/29(火) 18:31:36.80ID:CAP_USER9◇総力戦で難局突破を=日本、W杯へ大詰めの戦い
B組は日本が勝ち点17で首位。サウジ、豪州が同16で2、3位と続く。2位以内の自動出場圏をめぐり、三つどもえの接戦だ。
数字上は日本が優位だ。だが、豪州にはW杯予選に限ると5分け2敗と勝ったことがない。最終戦に持ち越しとなると、環境の厳しい敵地への移動がある上に、サウジの方が日程面で有利。是が非でも、ホームで決着をつけたい状況にある。ハリルホジッチ監督は「歴史をつくりたい。豪州に対する初勝利を挑戦と捉えたい」
24日に発表されたメンバーには、定員より多い27人が招集された。本田(パチューカ)、大迫(ケルン)、香川(ドルトムント)ら主力に故障明けの選手が多いためだ。一方で、新シーズンで好スタートを切った岡崎(レスター)や主将の長谷部(フランクフルト)の復帰など、前向きな要素もある。豪州も主将のジェディナクをけがで欠くなど、不安を抱えるのは同じ。総力戦で難局を乗り越えたい。
4年前の前回は、ホームで豪州に終了間際のPKで同点に追い付き、劇的に突破を決めた。今後は一戦一戦に進退が懸かると言っても過言ではない指揮官は「侍のスピリットが必要だ」。覚悟を胸に決戦に挑む。
▽B組の残り日程(日付は現地時間)
8月29日 UAE−サウジ (アルアイン)
31日 日 本−豪 州 (埼玉)
タ イ−イラク (バンコク)
9月 5日 豪 州−タ イ (メルボルン)
イラク−UAE (アンマン)
サウジ−日 本 (ジッダ)
◇31歳岡崎、意識変え好調=頼りになるベテランの力
31日のオーストラリア戦は、勝てばワールドカップ(W杯)出場、引き分け以下でサウジアラビアとのアウェー戦にもつれ込む大一番だ。しかし、3トップ中央の大迫勇也(ケルン)が右足首を故障し、実戦復帰したばかり。こんな時だからこそ、歴代3位の代表通算50得点の実績を持つ、31歳の岡崎慎司(レスター)のような経験豊富なベテランの力が頼りになる。
悔しさに背中を押されてきた。2014年W杯ブラジル大会では敗退が決まった直後、「どうやったらW杯で勝てるのだろう」ともらした。今回の最終予選では大迫が定位置。「単純に調子のいい選手が使われればいい」と話しつつも、心中は穏やかではなかっただろう。
自らを高める努力は怠らない。イングランド・プレミアリーグでは今季、開幕2試合連続ゴールと順風。その背景には意識の変化がある。「これまで献身性ばかりに頭がいっていたが、守備が遅れても攻撃にいこうと。FWは点を取れば取るほど良くなるから」
09年6月の敵地ウズベキスタン戦。DFと競り合って転げながらも頭で合わせ、W杯南アフリカ大会出場を決める決勝点を挙げた勝負強さもある。「W杯は行って終わりじゃない。勝ち抜かないと全く意味がない」。ここで立ち止まるつもりはない。
◇アジア杯優勝や痛い黒星も=過去の主な日豪戦
日本はワールドカップ(W杯)予選に限るとオーストラリアに勝ったことはない。しかし、アジアカップで熱戦の末に白星をつかむなど、通算では8勝9分け7敗と勝ち越している。過去の主な豪州戦を振り返る。
〔1969年10月10日・W杯1次予選初戦(ソウル)=●1−3〕メキシコ五輪銅メダルの翌年でW杯初出場が期待されたが、初戦で黒星。2分け2敗で敗退。
〔2001年6月7日・コンフェデ杯準決勝(横浜国際)=○1−0〕激しい雨の中、前半43分に中田英寿が直接FKを決めた。国際連盟主催大会で初めて決勝進出。
〔06年6月12日・W杯1次リーグ初戦(カイザースラウテルン)=●1−3〕中村俊輔が先制点を決めたが、後半39分からケーヒルらに3失点。
〔11年1月29日・アジア杯決勝(ドーハ)=○1−0〕延長後半4分、李忠成の芸術的な左足ボレーシュートで決勝点。GK川島永嗣の好守も光った。
〔13年6月4日・W杯最終予選第7戦(埼玉)=△1−1〕後半に先制を許すも、ロスタイムに本田圭佑のPKで引き分け。5大会連続W杯出場が決定。