「乙武クン」と愛人を「糟糠の妻」が訴えた!!(1)

 世間は誤魔化せたのかもしれない。だが、糟糠の妻の目は誤魔化せなかった──。目下、言論活動を再開している「5人不倫」の乙武洋匡(ひろただ)氏(41)。今なお「いい人」として発言しているように映るが、そこに元夫人が「待った」を掛けた。彼とその不倫相手を提訴したのだ。

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 8月4日、東京地裁。ひとりの弁護士が2通の訴状を携えていた。

 その前日、そこから1キロしか離れていない総理官邸では、内閣改造による「刷新」が試みられていた。

 だがこの日、裁判所を訪れた件(くだん)の弁護士は、生活の「刷新」を踏みにじられたある女性の代理人として、彼女の傷付き、憤懣やるかたない思いとともに、訴状を提出したのである。

 原告、つまり被害を訴え出たのはある男性の元夫人。そして被告、すなわち彼女に訴えられたのは、かつて非の打ちどころのない「日本一いい人」と持て囃された男性だった。

 彼の名を、乙武洋匡と言う。

 詳細は後に改めて触れるが、1年5カ月前に不倫が発覚し、別居、離婚を経て、彼の「虚像」は崩れさった。これで「乙武問題」は解決したかに見えた。

 しかし、映画と違って現実は、エンドロールが流れて一件落着とは行かず、人生は「その後」も続いていく。不倫発覚後もなお「仮面」を被り続けていたという乙武氏の「罪つくり物語」にも終止符は打たれておらず、ついに法廷の場に持ち込まれたのだ。その引き金を引いたのは、今や押しも押されもせぬ芸能界の「ご意見番」の座にある、超大物お笑い芸人だった──。


>>2以降に続きます

芸能週刊新潮 2017年8月17・24日夏季特大号掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/08230801/?all=1