インテルのピエロ・アウジリオSD(スポーツディレクター)は20日のセリエA開幕戦フィオレンティーナ戦(3-0でインテルが勝利)キックオフを前に、イタリアメディア『プレミアム・スポーツ』のインタビューに応じた。日本代表のDF長友佑都について言及している。

インテルは9日、ニースから左サイドバックを主戦場とする23歳のDFダルベルト・エンリケを獲得。ポジション争いでは当初、プレシーズンを通して好印象を残していた長友が一歩リードしていた。しかし長友が胃腸炎で欠場した12日の親善試合レアル・ベティス戦(1-0でインテルが勝利)でダルベルトが先発出場を果たすと、報道が逆転。イタリア複数メディアが新加入の若きサイドバックの開幕戦先発を予想する中、指揮官はベテランの長友を先発の座に据え、メディアを驚かせた。

アウジリオSDはスパレッティの選択について、戦術理解度を重視した采配であったと指摘し、自身の見解を示している。

「ダルベルト? 彼はたった4回しかチームと一緒に練習をしていない。加入してすぐに親善試合で起用されたのは、若者にインテルの雰囲気を感じさせるためでもあった。一方で、何カ月も前から監督と一緒に準備をしている選手たちがいる。特に守備面での戦術理解度は進んでいるわけで。だから監督は今回、ナガトモに託したのだろう。ナガトモだって世界レベルの重要な選手だよ」

なお、長友はフィオレンティーナ戦にフル出場。主将FWマウロ・イカルディへロングパスを送り、先制点につながるPKを誘引したほか、完封勝利に貢献している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170821-00000017-goal-socc