“ブサかわ”ブルドッグの主役を食った名演技が超キュート!
MovieWalker
2017年8月21日 13時48分 配信
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わさわさの毛とつぶらな瞳で「ブサイクなのにかわいい」と話題になった秋田犬“わさお”をはじめ、いわゆる“ブサかわ”動物が人気になるなか、アメリカ映画から、これまた強力なブサかわキャラが登場した。
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ジム・ジャームッシュ監督、4年ぶりの新作映画『パターソン』(8月26日公開)に登場する、ブルドッグのマーヴィンだ。大活躍の若手個性派アダム・ドライバーが演じるバス運転手・パターソンの飼い犬として、相棒を務めている。
劇中では大きな口を開けてあくびする顔や気の抜けた寝姿、目をパチパチする寝起きシーンなど、愛らしい姿を存分に披露。
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だが、マーヴィンの本当の魅力は「かわいい〜!」だけでは済まないそのクセ者キャラ。
パターソンの美しい妻ローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)を愛するオス犬として、彼に嫉妬しているマーヴィン。パターソンが近寄るとうなり声をあげたり、小馬鹿にしたような表情を見せる。
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パターソンとのお散歩では言う通りには歩かず、大柄な飼い主をひっぱりマイペースで進む。しかも、そのいたずら能力は天才的で、見つかってローラに怒られると思うとそそくさと逃げ隠れ。
まるで人間のように机に頭を突っ伏して見せるふてくされたような顔は、なんともオモシロかわいい。
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主役を超えるほどの存在感を発揮するこの“難役”を演じたのは、元保護犬の“女の子”ネリー。多くの犬の中からユニークな声で自分を表現できるとして選ばれたネリーは、監督からも「とてもよい即興詩人だった」と絶賛されている。
2016年のカンヌ映画祭では、演技が光る俳優犬に贈られる、名誉ある“パルムドッグ賞”を受賞している。
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飼い主と妻と愛犬による、何気ない日常を、詩と共に美しくつづる『パターソン』。ブサかわ犬マーヴィンは登場するたびに観る者をクスッと笑わせ、物語に甘みとユーモアを与えてくれる。
動物好きも、そうでない人も鑑賞後はきっと彼のファンになってしまうはず。【トライワークス】