「問題は2年目」
リヨンの新エースとして活躍を続けるオランダ代表FWメンフィス・デパイが、イングランドの日々を振り返っている。

今年1月にマンチェスター・ユナイテッドを去り、フランス屈指の名門リヨンへと移籍した23歳のドリブラーは、そのポテンシャルを再び発揮し、今季もチームを牽引するプレイを連発。レアル・マドリードからやってきたマリアーノ・ディアスらと絶妙な連携を見せつけ、レンヌ戦では早くもリーグ戦初ゴールを決めたデパイが、赤い悪魔での日々を次のように回想した。仏『L'Equipe』が同選手のコメントを伝えている。

「ルイ・ファン・ハール政権だった1年目、僕は十分な活躍と貢献をもたらすことができなかった。でもプレミアリーグで成功するには少なくとも1年はかかると初めから分かっていたし、あそこは世界でも最もスピーディーなリーグなんだよ。問題は2年目さ。僕は完全に自分の復活に自信を持ってシーズンへ臨んだが、肝心のプレイをさせてもらえなかった」

デパイによる苦悩の告白は続く。

「僕は鏡の前に立ち、自分自身に多くのことを問いかけた。『僕は大したプレイヤーじゃないのか?』ってね。とても辛かったよ。前向きで居るにはとても強靭なメンタルが必要だったね。でもあの経験が今の僕に多くをもたらしている」

華麗なるステップワークや高精度のFK、そして突出した攻撃センス。デパイの覚醒がネイマールやウェズレイ・スナイデルらと共にリーグ・アンを熱狂させることは間違いないだろう。

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