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2017/08/18(金) 17:47:17.57ID:CAP_USER9まず、スーパーカップを戦ったユヴェントスとラツィオはどうだろうか。ユヴェントスについては前回のコラムで取り上げた通り、守備力の不安がある点が依然として解消されていない。筆者としてはスーパーカップでは常勝軍団のユヴェントスらしく、きっちりとタイトルを獲ると予測していたがそれはあっさりと外れた。
試合はユヴェントスのボール支配率が59.2パーセント、ラツィオは40.8パーセントと、数字上では前者が圧倒的に主導権を握っているようにみえたが、実際にはラツィオのペースで進んだ。そしてイタリア代表FWチーロ・インモービレが前半に先制点、後半に追加点を挙げたのに対し、ユヴェントスは一人気を吐いた“新生10番”のアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラのドッピエッタ(2ゴール)で試合を振り出しに戻すのがやっと。アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインは不発、ほかの選手も通常のプレーからはほど遠いパフォーマンスで、最終的に勝ち越しを許した。
ユヴェントスのことだから、マッシミリアーノ・アッレグリ監督はチームを微調整しながらシーズンを戦い抜くに違いない。だが、イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチの退団ショックからか、例年に比べるとポジティブな要素があまり見えない。
一方のラツィオは、プレシーズンマッチでのインモービレのゴールラッシュ効果(6試合8得点)と、今回のスーパーカップ制覇で上昇気流に乗っている。キャプテンを務めていたアルゼンチン代表MFルーカス・ビリアが抜けてもそんなに影響はないと見た。シモーネ・インザーギ監督はいいチームを作り上げたものだ。
昨シーズン3位のナポリは夏のメルカートで全く選手を放出せず、前年と同じレギュラー陣でシーズンに臨む。スタメン11人中半数以上が新入団の選手になる見込みのミランとは対照的だ。プレシーズンマッチの結果も悪くなく、CLプレーオフでも強敵ニースに先勝した。今シーズンも上位に食い込むことはほぼ間違いなさそうだ。
一方、昨シーズン2位のローマは、リヴァプールへ移籍したエジプト代表FWモハメド・サラーの代役を確保できていない点も含め、チームが機能するまでにはもう少し時間がかかりそうだ。
インテルはルチアーノ・スパレッティ監督の下、レギュラー陣の半分を新戦力で戦うことになる。特に中盤の元スペイン代表MFボルハ・バレーロとウルグアイ代表MFマティアス・ペシーノがカギになりそうだ。そしてブラジル人DFダルベルトとスロバキア代表DFミラン・シュクニリアルの2選手の加入でサイドバック争いが例年にも増して激しくなるだろう。日本代表DF長友佑都にとってもより厳しい一年で、正念場を迎える。
ミランは大型補強によりサポーター熱がますます高まっている。年間シートの売り上げが3万枚を超える勢いだ。これは2011−12シーズンの3万1233枚以来のことで、この愛にチームが応えられるかどうか、注目されている。
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