米、メキシコ代表主将マルケスに制裁 麻薬組織関与で
2017/08/10 09:30 (ワシントンD.C./米国)
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【8月10日 AFP】(更新)米財務省は9日、麻薬密売組織の「看板役」を担っているとして、サッカーメキシコ代表の主将を務め、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属した経歴を持つラファエル・マルケス(Rafael Marquez)選手に制裁を科した。

 制裁は、ラウル・フロレス・エルナンデス(Raul Flores Hernandez)容疑者が率いる麻薬密売カルテルに関連したもので、マルケス選手を含む22個人と43組織が対象となった。
米財務省は、マルケス選手はフロレス容疑者と「長期的関係」にあり、同容疑者の「看板役」として、麻薬組織に代わって資産を保有していると指摘している。

 38歳のマルケス選手への制裁発表により、メキシコサッカー界には激震が走っている。「ラファ」の愛称で知られるマルケス選手は、1997年2月に代表デビューを飾ると、2002年日韓大会以降4大会連続で母国のW杯出場に貢献した。

 いまだにチームに大きな影響力を持つマルケス選手は、昨年11月に行われた米国との2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)北中米カリブ海最終予選で後半44分に決勝点を記録し、チームを2-1の勝利に導いた。