レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルを売却した場合にのみ、モナコのフランス代表FWキリアン・ムバペの獲得に動くという。スペイン紙『マルカ』が3日付で伝えている。

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 かねてから、レアル・マドリードはムバペ獲得について報じられてきた。ここにきて、ネイマールをパリ・サンジェルマンに売却したバルセロナが獲得に乗り出したことを伝えられ、ムバペを巡る“場外クラシコ”についても取り沙汰されているが、レアル・マドリードとしては現有戦力の整備が済み次第の獲得となりそうだ。

 その理由としては、“BBC”トリオの存在が大きい。同紙によると、ジダン監督はベイル、フランス人FWカリム・ベンゼマ、そしてポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとムバペの共存は不可能と考えているという。同紙は「ジダンにとって、チームの良い雰囲気は目標を達成するうえで基本的なものだ」とし、出場機会について不満が噴出するようなチーム構成を望んでいないと述べた。そして、それこそがコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスの放出につながった理由であると伝え、現時点では同監督がムバペ獲得に動かないのではと予想している。

 それを踏まえたうえで、その“BBC”トリオの中で移籍の可能性があるとすればベイルになるという。同選手を巡ってはマンチェスター・Uとチェルシーが獲得に名乗りを上げたと3日付のイギリス紙『メトロ』が報じたところ。したがって、同選手が移籍した場合には、その穴を埋めるべくムバペを獲得するという展開が予想される。

 ともにフランス人であるジダン監督とムバペは相思相愛とも思われているが、その動向に注目が集まる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00621763-soccerk-socc