[J1リーグ19節]神戸3-1大宮/7月29日/ノエスタ
 


【チーム採点・寸評】
神戸 7
高い位置からのプレスを効いた後半は、中央、サイドを効果的に使った攻撃で優勢に展開。時折逆襲を受けつつも、危なげない戦いぶりを見せた。
 
【神戸|採点・寸評】
GK
18 キム・スンギュ 6
6分のピンチ(江坂との1対1)を乗り切ると、以降は期待に沿う働きを披露。ゴール前へのクロスやシュートへの反応が安定していた。
 
DF
3 渡部博文 6.5
スピード豊かな江坂に振り切られる場面こそあったが、力強い守備は健在。岩波との連係にも特に問題は見られなかった。
 
5 岩波拓也 6.5(71分 OUT)
最終ラインから正確なフィードやパスを供給。空中戦では打点の高いヘッドで敵の攻勢を撥ね返すなど、体調が万全でない中でも最終ラインを上手く支えていた。
 
39 伊野波雅彦 6
状況に応じて攻守両面に関与。M・トスカーノをフリーにさせてしまった1失点目に反省は残るも、及第点は与えられるだろう。
 
25 橋本 和 6
2列目との連係から左サイドを崩す場面が度々見られた。オーバーラップのタイミングは良かっただけに、クロスの精度が低かったのが悔やまれる。
 
MF
7 ニウトン 5.5(HT OUT)
持ち前のパワフルな守備で存在感を示すも、パスミスが散見。暑さの影響からか、本来の出来に比べるとやや低調だった。
 
17 田中英雄 7
パスを配球しつつ、中盤のバランスを見ながら、後方のスペースもカバー。攻守のつなぎ役として働きながら、鮮やかなミドルで3点目を加点するなど、目を引くパフォーマンスを見せた。
 
24 三原雅俊 6.5
前半はマッチアップした大前に何度か突破を許すも、持ち前の守備力を生かしながらサイドや終盤のスペースを締める。致命的なミスも見られなかった。
 
13 小川慶治朗 6(HT OUT)
豊富な運動量を生かして、持ち場の左サイドを攻守に駆け回る。前半で交代となったが、自陣深くまで敵を追い続けた献身ぶりは印象的だった。

FW
MAN OF THE MATCH
10 ルーカス・ポドルスキ 8(63分 OUT)
左足と頭で2得点。衝撃のJデビューを飾り、この試合のヒーローに。ここぞのチャンスを確実に決めるあたりは、さすがだった。
 
19 渡邉千真 6.5
ゴールこそなかったが、力強いキープ力や前線から積極的にプレスを仕掛けてチャンスを創出。随所で起点となった働きは称えられる。
 
交代出場
MF
29 大森晃太郎 6.5(HT IN)
怪我が癒え、4試合ぶりに出場。切れ味鋭いドリブルで攻撃にリズムを生み、右クロスからポドルスキの2点目をお膳立てしたその働きは見事だった。
 
MF
23 松下佳貴 6.5(HT IN)
攻守の切り替えが良く、味方がボールロストした後のプレスバックでことごとくピンチを阻止。縦パスからポドルスキの先制点を導くなど、存在感を示した。
 
DF
4 北本久仁衛 6(71分 IN)
コンディションが万全ではなかった岩波に代わって出場。急遽訪れた出番にも違和感なくプレーして、最終ラインを下支えした。
 
監督
ネルシーニョ 7
修正ポイントを洗い出して、後半にチームを勢いづかせた采配は見事。後半頭から投入した大森、松下が機能した点も見逃せない。