>>457
[質疑応答]
(勢いをつけるためにハーフタイムに3枚を替えたとのことだが、博打的な要素もある中で、悪い流れを何とか変えたいという思いからの交代だったのか?)

「博打とおっしゃいましたが、サッカーでは常にリスクを負わなければ、試合に勝つことは難しいと思います。
例えばハーフタイムに2人を交代して、後半が始まって15分後にもう1人を交代したとしても、その選手がケガをしない保証はありません。
あるいは3枚目のカードを切った後に誰かがケガをすることもあると思います。それは誰にも分からないことです。
ただ、リスクは常につきまとうものです。リスクを負ってでも、勝利を得るために何かをしなければ、何かを起こすことは難しいと私は思っています。

試合が終わってみれば、なぜ3枚を替えたのかとみなさんは考えられると思います。
試合の後に起こった出来事に対して、あそこでこうしていればこうだったのではないかという推察をされると思います。
私は何かが起こる前に、ハーフタイムのときに決断しなければいけません。
私はハーフタイムに3枚を替えることで試合をひっくり返せると思いましたし、
誰かがケガをするといったネガティブなことは考えずに、これでいけるという思いを持って交代をしました。
試合が終わってみれば、起こった出来事を逆算しながら推察はできると思いますが、物事が起こる前に決断しなければいけないのが私の仕事です。
試合を振り返ったときに、監督の判断は間違っていたと批判をするのであれば、私はその批判を受け止めます。
ただ、私はその場面でそういう判断をしましたし、後半を振り返ると、前半よりもいい戦いをしたというのが、私の印象です」


リスクマネジメントという発想は存在しないんだな