歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が29日、甲子園を懸けた全国高校野球選手権西東京大会決勝の東海大菅生戦を30日に控えた早実・清宮幸太郎一塁手(3年)に
「素晴らしい青年だと思って拝見しています。ぜひ甲子園に行っていただきたいと思います」とエールを送った。清宮は今月8日の同大会開会式で
「私たちは野球を愛しています」と、亡くなった海老蔵の妻・小林麻央さん(享年34)の言葉に触発されたとする選手宣誓を行っていた。

 長野県山ノ内町の志賀高原で開催された植樹イベント「ABMORI(エビモリ)」に参加した海老蔵は、開会式後の取材で清宮について尋ねられると、
言葉を紡いだ。

 「彼は素晴らしいと思う。野球があるからこそ今の僕たちがいて、野球を愛してるから我々は努力することも出来るし、野球に全てがあるんだと(言った)。
清い心、真っすぐな思い、熱い情熱、素直な心を僕はやっぱりリスペクトしますし、そういうものを受け入れられるような大きな心を持った日本人を望みますよね。
僕は素晴らしい青年だなと思って拝見しているし、たぶんどこかで会うんだろうなと思います」

 オリジナリティーあふれる宣誓には一部で異論もあったとも言われているが、海老蔵は支持を強く表明した上で続けた。

 「そういうのを(清宮は)気にしない性格だと、もう調べました。友だちが友だちで『そういうのどうなの?』って聞いたら『気にしないから大丈夫』って。
『それだったら大きな花を咲かせるね』って。会って話したいと思います。甲子園にもぜひ行っていただきたいし、日本の野球界のスターがどんどん出るのは、
日本人が野球こよなく愛しているから。甲子園があり、プロ野球があり、メジャーリーガーに行く。甲子園を大切にしているのは、日本人が愛しているからだと
思います。甲子園に全てを掛けている青年たちの姿は美しいと思います」

 決戦を翌日に控えた若きスーパースターに渾身のエールを送っていた。

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