◆全国高校野球選手権西東京大会 ▽準決勝 早実4―1八王子学園八王子(28日・神宮)

今秋ドラフト目玉の早実・清宮幸太郎一塁手(3年)が、
高校通算最多とされる107本塁打(神港学園・山本大貴)に並び、2年ぶりの夏の甲子園出場に王手をかけた。
西東京準決勝の八王子学園八王子戦で、7回に左中間席にライナーを突き刺した。
メジャー経験のある日本プロ野球の助っ人たちに、清宮の打棒はどう映るのか。動画を見た上で、その印象を語ってもらった。

巨人・マギーは「ジム・トーミーに似てるかな。フォームとかが何となくね」とMLB歴代7位の通算612発を誇る左の強打者になぞらえた。
「上半身を中心に脱力しているのがいい。無駄な動きがない。フォームも立ち姿もバランスの取り方がうまい。
ボール球もバランス良く見切っているね。上のレベルでも対応はできるんじゃないかな」と期待を口にした。

「まだ18歳だって? ドラフト1位候補というのもうなずけるよ」とたたえたのはメジャー通算122発の巨人・ギャレットだ。
「いいスイングをしているね。バットも最短距離で出ているし、テイクバックもしっかり取れている。
まだ鍛えるところはたくさんあるけど、スイングのメカニズム的には問題ないと思う」とのびしろ十分との見解だ。

 「僕は高校の4年間で30〜40発だった。100発を超えるなんて想像できないよ。クレイジーだ」と笑うのは日本ハムのレアード。
「体の大きさ、構えがヒデキ・マツイに似ている。流し打ちもできるし、どこに打ってもパワーがある。
スイングもいいし、スピードも速い。ウチがドラフトしてほしいね」とチームメートになることを待ち望んだ。

ヤクルトのバレンティンは最大の長所を
「腰だね。ボールに対して腰が力強く、いい角度で回っている。ボールにうまく力が伝わっている」と評価。
「彼のパワーなら、金属バットかどうかは関係ない」とプロでも通用すると絶賛。
「ヤクルト、オネガイシマス!」と同僚になることを願った。

ロッテのペーニャも「グッド。力強い打撃だ」と称賛。
高校107発の打棒には「OH! 僕にバッティングを教えてほしいくらいだよ」と笑顔でたたえた。

http://www.hochi.co.jp/baseball/hs/20170729-OHT1T50009.html