シンガー・ソングライターの吉田拓郎(71)と、21日にデビュー20周年を迎えた人気デュオ「KinKi Kids」がMCを務め、96年10月から01年3月まで放送されたフジテレビ系音楽バラエティー「LOVE LOVE あいしてる」が21日に「―16年ぶりの復活SP」として放送され、拓郎が久しぶりに堂本光一(38)、堂本剛(38)を相手に軽妙な“拓郎節”で笑わせた。

96年の放送開始時はまだ「KinKi Kids」としてデビューする前で、33歳の年齢差のある大先輩・拓郎との組み合わせは異色だった。しかし、番組内で拓郎からギターを習って曲作りに挑んだり、ゲスト出演したさまざまなミュージシャンとバンドを組むなど、その後のKinKiに大きな影響を与えた。また、KinKiの大ヒット曲「全部だきしめて」は拓郎が書き下ろした同番組のテーマソングだった。
この日のゲスト・古舘伊知郎(62)とのトークでは、03年に肺がんの手術を受けた拓郎が16年に開催したコンサート会場に古舘、KinKiが訪れたところ、大物歌手らが大集合していたことが語られた。
光一が「(すごいメンバーで)緊張するんですけど、拓郎さんがすごく場を和ませてくださって『この空気だ!』みたいなのがありましたね」と話すと、剛も「あのときにやっぱり『LOVE LOVE あいしてる』またなんかやれたらいいなって、そういう雰囲気がありました」語り、それが16年ぶりの番組復活につながったことを明かした。
それを聞いた拓郎は「全然知らなかった。大人になったねえ〜」とKinKiを見つめてしみじみ。「そんな話なんて、16年前全然しないもん。KinKi Kidsってすげえバカだったから!」と吐き捨てると、光一は大爆笑、剛は苦笑していた。
また、拓郎がシンガーソンングライター・西野カナの女心を歌った「トリセツ」が気になると語ると、光一は「不機嫌になったときに理由を聞いてもこたえないけど、放っておくと怒りますみたいなのでしょ?なんやねん」と理解できない様子。すると拓郎は「だから、オマエは幸せになれないんだよ!」とバッサリ吐き捨て、光一をシュンとさせていた。
同番組の収録は5月に行われたため、6月末に突発性難聴で入院し音楽番組への出演をキャンセルした剛も、それまで通りにギターを弾きながら歌い「フラワー」「全部だきしめて」などのセッションに参加していた。

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