一味違った松木安太郎氏の解説が聞けるはずだ――。 

 本日7月22日(土曜)17時40分から20時30分まで『明治安田生命ワールドチャレンジ 鹿島アントラーズ vs セビージャFC』がAbema TVで放送される。

 昨年のJリーグ覇者で、今年も2位(7月21日現在)に付けている鹿島が、1890年創設のスペインの古豪であるセビージャFC相手にどんな戦いを見せるか注目される。

 ピッチ外にも、興味を惹き付ける男がいる。この試合では、Jリーグ初代年間チャンピオン監督である松木安太郎氏が解説を務めるのだ。

 テレビ朝日でW杯予選の中継を担当している松木氏は、ピンチになったら「おい!」(2017年6月13日イラク戦では前半5回、後半13回、計18回)と叫び、相手のペナルティエリアで接触プレーがあれば「PK!」「ハンド!」と声高に主張。視聴者の気持ちを代弁してくれる解説者として人気が高い。

 日本代表戦では、普段あまりサッカーに興味のない人にもわかりやすい解説を心掛けている。そのため、「4番の本田選手」「今野選手は宮城の星と言われています」など背番号や出身地などの基本情報を織り交ぜる。時には「さきほど言ったようにね、1失点はしょうがない。2点取れば勝てるわけだから」(2013年11月20日ベルギー戦)という当たり前の発言もする。自らがピエロになることで、視聴者を楽しませてくれているのだ。

 だが、あくまで初心者向けの代表戦と違い、クラブチームの試合となれば、コアなファン向けに詳しい戦術を解説してくれる。それが、松木解説の真骨頂である。W杯予選では「おい!」の一言で片付けるピンチの場面でも、『鹿島vsセビージャ』ではピンチの際に発せられる「おい!」の深い意味がわかるはずだ。

文・シエ藤(松木安太郎研究家)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170722-00010006-abema-socc