“犬より速い”野人・岡野は鳥取に移住し漁師になった!?

 元サッカー日本代表で活躍した岡野雅行氏(44)がテレビ東京系「マジか!その後の人生〜あの栄光を掴んだ21人!今を大追跡SP〜」(火曜・後6時55分)に出演した。

 1997年、日本が翌年のW杯初出場を決めたマレーシアで行われたイラン戦でVゴールを決めた岡野は、J3鳥取ガイナーレGMとなっていた。

 “ジョホールバルの歓喜”と言われたイラン戦の延長戦、「入れてこい」と岡田武史監督に投入された岡野氏だが、何度もゴールを外してしまう。

 「自殺しようと思った。雰囲気がすごい、怖くてシュートが打てなかった。マレーシア人になろうかと思った」という。

 延長後半で岡野氏が決勝ゴールを決め、フランスW杯出場が決定。これで人生が激変、帰国すると母親がワイドショーに出演しており、歩けば人だかりとなり「ジャニーズみたいだった」と振り返った。

 2008年に浦和レッズを戦力外となった岡野氏は、09年にJ3の鳥取に移籍。年俸が激減したが、41歳まで現役を全うした。

 「自分ができることをやらせてもらったのはすごく良かった。いろんな人が手を差し伸べてくれて、これはちょっと裏切って帰れない」との思いから、鳥取でGMに就任した。

 運営資金が潤沢ではない鳥取の為に、裏方として試合会場設営で看板を運んだり、若い選手の相談に乗るなど選手を支えている。寄付金集めにも奔走。地元の漁業を手伝い、海産物を安く譲ってもらい寄付のお礼にしているという。

 いまでは一家で鳥取に移住。GMとしての仕事の他、漁業の手伝いなどフル回転の岡野氏は、「続けていれば必ず答えは出てくる」と話していた。

http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170718-OHT1T50245.html