長野県大会1回戦 軽井沢2―14長野東 ( 2017年7月10日 長野オリンピックスタジアム )

長野オリンピックスタジアムで10日に行われた長野県大会1回戦に登録メンバー9人で臨んだ軽井沢は5回コールドで
長野東に2―14で敗れた。

部員不足に苦しんできた中、単独チームとしては5年ぶりの出場。部員8人に加え、協力を得ている“帰宅部”の1人を含めて
9人全員が1年生という顔ぶれで春季北信予選4位の長野東に挑んだ。

先攻の初回には2死一塁から4番・高橋が左越え2ラン。打った本人が「芯は食ったけど、まさかという感じ」と驚いた一撃で
先制した。その後はチーム力の差で逆転を許し、4回表の攻撃終了後には中学時代に美術部だった右翼の中川和真が
過呼吸となり、治療を受けるため試合が37分中断。結局、5回コールドで敗れ、遠山竜太監督は「軽井沢は県内一ぐらい
涼しいので(暑さは)大丈夫かな、と思っていたんですが…」と振り返った。

チームはただ一人の部員だった小宮山佑茉マネジャー(3年)が今春の入学式を前に野球経験がある新入生に勧誘の手紙を
送ったことからスタート。春季大会は準備期間が短く出場を見送ったが、この日は新チーム初の公式戦で強豪相手に先制点を
奪うなど奮闘した。記録員としてベンチから「弟のような存在」と話す後輩を見守った小宮山マネジャーは「みんなが私の
“最後の夏”のために頑張ってくれてうれしかった。忘れられない夏になりました」と声を詰まらせた。

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/07/10/kiji/20170710s00001002267000c.html