https://www.cinematoday.jp/news/N0092771
2017年7月9日 19時03分

キアヌ・リーヴスが、スタイリッシュアクション待望の続編『ジョン・ウィック:チャプター2』を引っ提げ、日本へやってきた。
今回はチャド・スタエルスキ監督も一緒に! 今アクション映画界に再び活気をもたらしているその2人が、本作でオマージュを捧げた名作から、影響を受けた日本のアニメまでを語った。

オープニングシーンはバスター・キートン、鏡張りの部屋でのファイトシーンは『燃えよドラゴン』という具合に、生粋のアクションファンである2人がつくった本作は、名作へのオマージュが満載だ。「子供のときから楽しんできた映画にこの作品を捧げたいという想いがあった。結果的に、素晴らしいアクション映画は何によってつくられているのかという歴史を示すことにもなったね。それにこの映画をつくるのは楽しいことなんだ。だからこの映画をあまり真面目に捉えすぎないようにしてほしいと思って、遊び心を取り入れた。この映画を観るときは、思い切り楽しんでほしくてね」とサービス精神旺盛なチャド。

 具体的に影響を受けたものを尋ねると、バスター・キートン、黒澤明、セルジオ・レオーネ、スティーヴン・スピルバーグ、オーソン・ウェールズ、アンドレイ・タルコフスキー、ブルース・リー、フランシス・フォード・コッポラ、ベルナルド・ベルトルッチ……と枚挙にいとまがない。「ベルトルッチからの影響は大きいね。実際に同じロケーションでも撮影したし。いろんな要素を取り入れるのは面白かったよ。音楽でもビジュアルでも、過去の名作にオマージュを捧げているのがわかると思う」と笑うチャドは、もはやアクション映画だけにとどまらないかなりのオタク気質だ。

その守備範囲は日本のアニメも含むほど。「『攻殻機動隊』はオールタイムベストの1本だね。あとは、『獣兵衛忍風帖』かな。構図に関して影響を受けていると思うよ。フレーミングやカメラアングルなどの美しさにね」と語るチャドに対し、キアヌも「僕のお気に入りは、『AKIRA』に『攻殻機動隊』。それから『獣兵衛忍風帖』。(過去にキアヌ主演で実写化の企画があった)『カウボーイ・ビーパップ』もワケあってよく知っているよ」と日本アニメへの興味を示す。
(続きはソースをご覧下さい)

https://img.cinematoday.jp/a/N0092771/_size_560x/_v_1499594580/main.jpg
https://img.cinematoday.jp/a/N0092771/_size_560x/_v_1499594580/02.jpg