今、陸上界が熱い。大阪市のヤンマースタジアム長居で6月24日に行われた日本選手権男子100メートル決勝で10秒台前半の記録を持つ若手が大挙出場し、テレビの視聴率は13.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と6月19〜25日で19位にランキングされる関心の高さだった。その話題の陰に隠れる格好になってしまったが、女子100、200メートルでは「美女スプリンター」と称される女子選手が2冠を初めて達成し、一躍スターダムにのし上がった。

 2冠を達成したのは、26歳の市川華菜(いちかわ・かな)。6月24日の100メートルでは8連覇を狙った第一人者の福島千里(29)に競り勝ち、「すごくうれしい。これを継続することが大事」と気持ちを引き締めていた。さらに、25日の女子200メートルでも市川は福島を引き離し、100メートルに続いてこの種目でも初の頂点に立ち、ゴールで両手で小さくガッツポーズした。2冠達成に「自分でも正直びっくりしている」と喜びに浸った。

 2012年ロンドン五輪に400メートルリレーで出た市川だが、その後はけがもあってタイムが伸びず「陸上をやっていていいのか悩んだ」という。低迷を乗り越え、第一人者を破っての日本一となった。

 市川は中学時代に陸上を始め、高校3年で高校総体で女子100メートル7位、200メートル4位に入る成績を挙げたが、陸上にはダイエットを兼ねての部活というぐらいの意識だった。このため、中京大入学後に著しい進歩を遂げると「遅咲きの大器」とも言われたほどだ。

 164センチ、49キロのスリムな体形と麗しいルックスの注目は陸上界ばかりでない。2012年5月にはナゴヤドームで始球式にも登場。最近では週刊誌に日本ハムの主力選手と交際していたのではないかと報じられた。陸上だけでなく、いろんな分野で活躍の場を広げそうな注目の美女アスリートだ。


2017.7.9 01:00
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