0001仙台焼肉 ★@無断転載は禁止
2017/07/08(土) 09:14:44.07ID:CAP_USER9J1リーグは前半戦を終え、対戦も一巡しました。そこで首位に立ったのは鹿島。優勝を至上命題として挑んでいる今シーズンに、しっかりとした歩みを見せているのはさすがと言えます。今回は連載の初回ということで10年間在籍し、私が最もよく知る鹿島について書きたいと思います。
鹿島はサッカー界で常勝クラブといわれ、いつもタイトルを狙っていますが、同時にチームの波というものも理解していて「絶対に優勝しなければならない」という年を何年かおきに設定しています。私が在籍していた時には3連覇が始まった2007年がその年でした。今年もまさにそうした年にしているのだろうと感じます。監督交代は「だからこそ」の決断だったのでしょう。
監督が代わってから連勝街道をひた走っています。監督交代が功を奏した形になりました。新たな刺激とモチベーションを得た選手たちと大岩監督の的確な手綱さばきが見事にマッチして、よりアグレッシブになった姿を見せています。後半戦もタイトルレースの中心を走っていくでしょう。
首位ターンを決めたG大阪戦(5日・吹田S)の遠藤康選手の得点は見事でした。動き出しで相手DFラインの裏を取り、GKの読みを外してゴールを奪いました。シュートも発想と技術が合わさった、彼独特のセンスを見せた素晴らしいものでしたが、注目すべきは動き出しです。決して足の速くない遠藤選手が、足の速さでは有数と言われる選手の裏を取り、GKと駆け引きする余裕さえ作ることができました。
遠藤選手が見せた、動き出すための「立ち位置」と動き出しの「タイミング」。彼がプロに入り、模索する中で見つけ、身につけた新たな武器です。プロに入れば「うまい」や「強い」、「速い」などの特長は、ほとんどの選手が似通ったレベルで持ち合わせています。つまり、それ単体では他選手との違いにはなりません。違いを生むヒントは「どこに立つか=立ち位置」と「いつ走るか=タイミング」。それが凝縮された見事な動き出しでした。
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