ウオッカ×フランケル「17冠ベビー」初陣が決定! 狙うは「世界最高のダービー」か
2017.06.30
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 競馬ファンはおろか、関係者たちの多くも羨望の眼差しで見つめる1頭の素質馬のデビューが決まった。

 先週、ゲート試験に合格したのち、現在は放牧に出されているタニノフランケル(牡2歳、栗東・角居勝彦厩舎)。同馬のデビュー戦が、8月12日に開催予定の新潟第5レース(芝1800m)に決定したという。

 これは同馬を管理している角居調教師が「デイリースポーツ」の取材で明かしたもの。角居調教師は「7月の半ばに栗東に戻します。産駒の中では母に最も似ていますね」と今後の予定を説明しつつ、素質馬の秘めたる能力に目を細めたという。

 2007年に牝馬として64年ぶりに日本ダービー(G1)を制覇、翌年からは2年連続の年度代表馬に輝き、そしてJRA顕彰馬として殿堂入りも果たしているウオッカの4番仔として誕生したタニノフランケル。その父馬は現役時に14戦14勝、G1競走10勝を誇るフランケルだ。昨年、同馬の初年度産駒がデビューしたばかりだが、すでにオークス馬のソウルスターリングを輩出するなど、日本の競馬に高い適性を示している。ちなみにウオッカは日本ダービーのほかG1を7勝、父フランケルはG1を10勝しているため、ソウルスターリングの16を超える「17冠ベビー」ということになる。