フジ大改革の戦端 クジパン抜擢の裏で人妻アナ2人“引退”
2017.06.29
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/208348/2

私に課せられております使命は、低迷しているフジテレビの業績を上げる。この一点に尽きると考えております」

 母校である慶応を愛し、エルメスを愛し、1枚ウン万円のTシャツを着こなすロマンスグレーの新社長による亀山千広前社長(61)の“敗戦処理”。
先日の記者会見では、社内組織のスリム化に取り組む方針を明らかにし、21局3室と細分化された現組織から14局4室とし、効率的な組織運営を目指すとした。
6年前の11年に在京民放5局の視聴率トップから陥落し、昨年度は4位に沈んだ。まさに崖っぷちのフジは、14年6月末に亀山前社長が断行した1000人規模の大異動人事に匹敵する大ナタを振るうわけだが、「テレビ局の顔」を担うアナウンサーも例外ではない。

■大抜擢の久慈アナに寄せられる期待

 入社3カ月目で「クジパン」を拝命し、史上最速で冠番組をスタートさせる新人アナウンサー、久慈暁子(22)への並々ならぬ期待もその表れだろうが、たとえば、入社16年目の中村仁美アナ(38)は、今回の人事で営業局営業企画部に異動するという。