2017.6.28

 藤井四段フィーバーがヤクルトを直撃した。

 燕投手陣は26日、翌日からの対巨人2連戦(山形、福島)を前に、初戦に先発する由規、2戦目の星らが都内の神宮外苑で練習。投手やスタッフは練習終了後、JR千駄ヶ谷駅近くのそば店「みろく庵」に出前を注文し、昼食を取るのが昔からの恒例になっているが、この日は普段と様相が違った。

 ほど近くにある「将棋会館」で14歳棋士の藤井聡太四段が歴代単独1位の29連勝をかけて、竜王戦決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段(19)と対局。みろく庵の豚キムチうどん(950円)を昼食に注文したとワイドショーなどで報じられ、大騒ぎになっていたからだ。

 ヤクルトの練習が終了した正午過ぎには、豚キムチうどんの注文が殺到し「うどんはあるけど、キムチがなくなってしまいました」とまさかの品切れ。神宮にバイクで出前にやってきた店員は「大変なことになっています。注文も殺到していますし、テレビ、ラジオ全局どころか、(藤井四段の出身地の)愛知のローカル局まで店にやってきて…」と、うれしい悲鳴をあげた。

http://www.zakzak.co.jp/spo/news/170628/spo1706280004-n1.html