Jリーグは22日、スペインのラ・リーガ(リーガ・エスパニョーラ)と戦略的連携協定を締結したと発表した。会見に出席したエイバルの日本代表MF乾貴士が、Jリーグの原博実副理事長とのトークセッションに臨んだ。

乾はこれまでJリーグ、ドイツ・ブンデスリーガ、ラ・リーガの3カ国でプレーしてきた。フィジカルに優れたドイツに対し、スペインは「体格的には似ていますし、すごく技術もうまくて、頭が良い。すごくサッカーを分かっているところがあります」と分析。

「やっぱり日本人選手は、技術はありますけど、頭の良さというところではまだまだ劣っているのかなと思うので、その辺を学んでいけるところが、スペインなんじゃないかな」と日本人が学べる部分は多いと話した。

2015年夏にエイバルへ加わった乾。当時を振り返り、「驚きはすごくありましたね。ここまで(チーム全体の)レベルが高いんだとびっくりさせられました。正直に言ってエイバルのことは自分自身が知らなかったんですけど、その中でうまい選手ばかりだったので、ヘタな選手を見つける方が難しかった。初日の練習からびっくりしました」と技術レベルの高さに驚かされたという。

また、日本とスペインの違いについては、練習から100パーセントで激しく取り組むことにあると考え、「これだけ削られても、削った選手を別に怒らないというか。削られた奴に『早く立て』という監督もなかなかいなかったので、 すごく新鮮でしたね」と振り返る。

これに原副理事長も呼応し、「練習で激しくやろうというと、どうしても日本人の選手は引きずってしまうんですよね。海外って激しいですけど、終わったら全く普通にやっているよね。

多分練習のメニューとかはそんなに変わらなくて、そのインテンシティの高さを普段からもっと上げれば、Jリーグももっとレベル上がるはず」と、意識改革の必要性を語った。

goal. 6/22(木) 21:50配信 
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