いつまでこの状況が続くのかーー。女優・のん(23・能年玲奈)が6月13日、「LINEモバイル」の60秒CMに登場し、アカペラを披露した。しかし、2017年現在も実写作品での起用はなし。前所属事務所・レプロエンタテインメント(以下、レプロ)との確執が尾を引いているようだ。

 13日夜、サッカー日本代表のイラク戦のハーフタイムに突然流れた限定CM。のんは同CMで一人佇み、アカペラを披露。ファンの間で話題になった。

 2016年7月にメディア露出を始めて以来、のんは映画『この世界の片隅に』やアニメ『鬼平』(テレビ東京系)に出演して注目を集め、イベントやCMに度々登場している。だが本格的な女優復帰は果たせていない。

■前所属事務所が阻む?のんのドラマ・映画進出の行方

 彼女のドラマ・映画進出を阻んでいるのが、前事務所のレプロだと言われている。両者は2015年4月に独立騒動が起こってから対立。2016年6月に契約終了となるも、レプロがのんに対し、 契約不履行にあたる15か月分の契約延長や、契約終了後の本名の使用を禁ずる旨の通知をしたことが一部メディアで報じられた(後日、レプロ側が内容を一部否定)。

 レプロの公式HPでは、引退騒動を起こした清水富美加(22)の写真は外したものの、のん(能年玲奈)のページは今も残したまま。「彼女はウチの所属女優だ」と言わんばかりだ。

「例えばクラウドファンディングは、ファンから資金を集めてスタッフ主導で動けるからキャスティングの制約が少ない。ですが一般的な実写作品は、業界の利害関係が相当絡んできます。のんのように前事務所とモメている人間は使いづらいというのが本音でしょう」(報道関係者)

 とはいえ、世論は異なる。 

『週刊文春』(文藝春秋)が今春発表した好きな女優ランキングでは、のんが新垣結衣(29)や綾瀬はるか(32)を抑えて2年連続1位。ネット上でも「1日も早く女優能年玲奈をみたいです」「テレビ復帰が待ち遠しい」「早く復帰させて」と待ち望む声が絶えない。

「2015年12月の『第28回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞』では、前年に新人賞を獲得したのんが久々に表舞台に登場し、新人賞の広瀬すず(18)に楯を渡しました。ただ広瀬よりも、のんの方が女優オーラいっぱい。すでに別格でしたね」(前出・報道関係者)

 その後、広瀬は剛力彩芽(24)らと並んで“ゴリ押し女優”の地位を築き、一部ファンから「マンネリ」と揶揄されるようになった。一方で、のんは女優復帰が叶わずじまい。打開策はあるのか。改名して約1年が経過したのんが、以前の輝きを取り戻す日は訪れるのだろうか。今後の動向に注目だ。

2017年6月18日 12時0分 デイリーニュースオンライン
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