6/18(日) 7:04配信
THE PAGE

ヤンキースの田中将大投手が17日(日本時間18日)敵地のオークランドコロシアムで行われたアスレチック戦に先発、4回を投げ3本塁打を含む8安打5失点で負け投手の責任を負ったままマウンドを降りた。スプリットを軸に10奪三振を奪ったが、これで5月9日のレッズ戦以来、7試合続けて勝ち星から見離されることになった。一発病を克服しなければベンチの信頼は薄くなるばかりだ。

 ヤンキースファンの溜息が聞こえてきそうだった。いきなりだった。一回、マー君がトップバッターのジョイスへ投じた初球。146キロのストレートを捉えられ打球はライトスタンド中段へ。先取点を許した。ロマインはアウトコースに構えていたが、そのボールは甘く入った。気持ちを切り替え、2番打者からは、すべてスプリットで三者連続三振。

 そのリズムが攻撃につながったのか、ヤンキース打線は二回一死から3連打で同点にすると一死一、三塁からガードナーの犠飛で2−1と逆転、田中を援護した。

 しかし、リードをもらった後の大事な、その裏を田中が踏ん張りきれない。一死から今季15本塁打のヒーリーにレフトスタンドへ同点アーチを運ばれた。
  
 緊急登板だった。

 7勝2敗のサバシアが左太もも裏痛で故障者リスト入りしたため、セサか、田中か、首脳陣は迷ったが、田中自身が「準備ができている」と主張したため、中4日で今季14試合目の先発マウンドに立った。
 
 田中は、4回にも、この回先頭のヒーリーに2打席連続の本塁打をレフトスタンドを運ばれ2−3と勝ち越された。これで今季の被弾は、21本目となり、エンゼルスのノラスコと並び、リーグワーストタイの被本塁打記録となった。さらに二死一塁からジョイス、ロサレスに連打を浴び4失点目。続くローリーにも二塁へのタイムリー内野安打を許してリードを3点に広げられた。

 父の日にまつわり両チーム共にブルーを彩った特別のユニホームで試合に臨んだゲームで、またマー君が一発病に泣いた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170618-00000002-wordleafs-base