http://japan.techinsight.jp/2017/06/kay06031541.html

先日、アメリカの人気タレントでコメディエンヌとしても知られるキャシー・グリフィンがドナルド・トランプ大統領の“偽”頭部を鷲掴みにして立つおぞましい写真を撮影した。それをTVで偶然見た11歳の息子バロン・トランプ君は「パパが殺害された」と思い込み絶叫。息子を誰より愛するメラニア夫人は「精神状態を疑う」とキャシーを批判し、大統領も「自分を恥じるべきだ」と彼女の行為をメッタ斬った。これを受け「一線を越えてしまった」「すみません」と謝罪したキャシーが会見を開き、驚きの発言で再び全米を揺るがせた。

このほどキャシー・グリフィンが弁護士同伴で会見を開き、謝罪とは程遠い発言を連発しドナルド・トランプ大統領に“逆切れ”して見せた。

「これで私のキャリアは終わった。そう思っています。」
「正直に言います。私は大統領にボロボロにされました。」
「私に今起きていること―それはまさに前例のないことです。」
「大統領、ファーストレディ、そして大統領の成人した子ども達が、私の人生を台無しにしようとしている。個人的にはそう感じています。皆さんもご存知でしょう。彼は(私への攻撃を)絶対にやめないはずです。」

また「一線を越えた」「すみませんでした」という謝罪ビデオについては真摯なものだったとしつつ、「だからといって死ぬべきとは思っていません」とコメント。さらにシークレットサービスによる調査も受けているキャシーは仕事の契約を取り消される事態に追い込まれ、大きな代償を支払うことになった。

ちなみに血まみれの頭部をもつ写真撮影については「過去の性差別発言に対するパロディだった」とのこと。大統領は過去に米FOXニュースのメーギン・ケリー氏(Megyn Kelly)に鋭い発言で迫られ、「目から血が出ていた。あちこちから血が出ていた」と発言。「月経ゆえに苛立っていた」と示唆したとして、猛批判されたのだ。

「これからも、私は“おとしめられた女性”を支持していきます。」

そうも語ったキャシーなのだが、偽物とはいえ血まみれの首を手にする写真はあまりにもグロテスクで「おぞましい」の一言に尽きた。彼女のファンからも「過激派組織の宣伝のような写真だった」「バロン君の心の傷は大きい」という声が噴出しており、キャシーの失ったものは相当大きかったと言える。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

2017.06.03 19:36

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