20年東京五輪・パラリンピック組織委員会は5日、都内で公募で決定する大会マスコット案の審査を担うマスコット審査会の第2回会合を行い、審査基準や審査プロセスの詳細などを協議した。

 絞り込みを行う1次審査段階で、キャラクター作りなどの専門的な知識があり、子供に近い感性を持つ若い世代のクリエイターらがデザインチェックを担当することなどを決定した。

 会議後、審査会メンバーの元少年ジャンプの編集者で、現白泉社社長の鳥嶋和彦氏が報道陣に対応。アラレちゃんで有名な大人気漫画「Dr.スランプ」でDr.マシリトというキャラクターで作中に登場したことがある名編集者は「(リオ五輪の閉会式に出た)マリオからバトンタッチされるキャラクターが、ちょっといかんなというキャラでは駄目。子供たちがこれだ、というキャラが上がることを期待したい」と話した。

 マスコット案は8月1日から14日まで大会公式サイトで募集する。審査、商標調査などを経て、12月初旬に最終候補作品(3〜4つ)を発表。全国の小学生によるクラス単位の投票で、18年3月までにデザインを決定する。ネーミングの選考を経て、同年夏に正式発表となる。


2017.6.5
https://www.daily.co.jp/general/2017/06/05/0010256903.shtml
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