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2017/06/03(土) 08:49:45.81ID:CAP_USER9巨人は2日、オリックスに延長11回の末に敗れ、2006年以来11年ぶりの8連敗を喫した。
打線強化のため、ルイス・クルーズ内野手(33)が今季初昇格。
外国人枠からはじき出される形で、守護神のアルキメデス・カミネロ投手(29)が出場選手登録を外れた。
しかし、新守護神のスコット・マシソン投手(33)が9回に3点リードを守れず、逆転負けを喫した。
連敗脱出まであと1アウトだった。4―1の9回2死。
勝利を確信した巨人ファンのボルテージが上がる。
ところが、マシソンが代打・ロメロに特大ソロを被弾。
さらに3連打を許し、同点に追いつかれた。
延長11回には今村が安達に勝ち越しソロを被弾。
高橋監督は「現時点で最後を託す投手は彼しかいない。
一番抑えられる投手がマシソンなので逃げ切らないといけない」と険しい表情で今季チーム最長の4時間37分の試合を振り返った。
連敗脱出へ、手は打った。
打線に厚みを出すため2軍からイースタン・リーグトップの8本塁打を放っていたクルーズを今季初昇格させ、守護神カミネロと入れ替えた。
「(連敗脱出へ)カードを切ったということ」と堤辰佳GM。
しかし、8回2死一塁から投入した新守護神のマシソンがリードを守れず「2死からの失投が悪い結果につながってしまった」と唇をかんだ。
13セーブで防御率1・96を誇るカミネロの出場選手登録を抹消する大胆な策だったが、皮肉にも救援失敗。
村田ヘッドコーチは「最後のバトンに入ったんだけど」と嘆いた。
打線では5番で起用したクルーズは5打数無安打だったが、2年ぶりの1番に座った坂本勇が3安打。
4番の村田は7回に2戦連発で一時逆転の2ランを放った。
11回には長野のソロで1点差に迫るなど機能しただけに、指揮官は「必死に何とか流れを変えようというかね。
負けているところで必死にやってくれている」と悔やんだ。
観戦した老川祥一オーナーは「プロ野球はファンで成り立っている。
ファンの目を一人一人が意識してもらわないと」と奮起を求めた。
高橋監督も「遅くなっても応援してくれる人がたくさんいた。期待に応えないといけない」。
1日で計8選手の入れ替えを敢行したが、11年ぶりの8連敗。
借金は5に膨らんだ。全員で、1勝をつかみにいくしかない。
≪3日負ければ優勝確率0%≫
巨人は5月25日阪神戦から8連敗。
巨人の最多連敗は75年の11連敗だが、8連敗以上は06年7月に9連敗して以来11年ぶり9度目になる。
過去、8連敗を喫したシーズンで優勝したのは94年だけ。
9連敗以上になると前記75年を含め3シーズンで4度あって全て優勝を逃している。
交流戦は初戦から4連敗となったが、うち3試合が逆転負け。
昨年の交流戦でも巨人は両リーグ最多の逆転負け6試合と2年続けて粘り切れない。
なお、交流戦開幕からの最多連敗は10年ヤクルトの9連敗。
5連敗は08年横浜、11年ロッテ、12年阪神とあり5連敗以上の4チームは最終順位がオールBクラス。巨人は脱出できるか。
☆06年の巨人
原辰徳監督が3年ぶりに復帰。
4月は8連勝するなど首位で交流戦を迎えたが、6月6〜14日に8連敗、18〜30日に10連敗、7月4〜14日に9連敗と大失速。
後半戦も勢いは戻らず65勝79敗2分け、勝率・451。首位・中日と23・5ゲーム差の4位で球団史上初の2年連続Bクラスに終わった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170603-00000013-spnannex-base