アルゼンチンサッカー協会(AFA)は6月1日、ホルヘ・サンパオリ氏の同国代表監督就任を発表。就任会見を開催した。

アルゼンチン人指導者のサンパオリ氏は現在57歳。19歳の時に負傷のために現役続行を断念し、選手としてのキャリアは若くして絶たれた。
指導者に転身し、国内の複数クラブで経験を積んだ後はペルーへ。2008年にはチリのオヒギンス、2010年にはエクアドルのエメレクで実績を残した。

そして2011年、チリのウニベルシダ・デ・チレでの指揮を開始。コパ・スダメリカーナを制し、
2012年夏にはスルガ銀行チャンピオンシップ参戦のために来日して鹿島アントラーズと対戦(2−2、PK戦で敗戦)している。

そして同年、チリ代表の指揮官に就任。2015年には自国開催のコパ・アメリカで初優勝へ導いた。
2016年1月に契約を解消し、同年夏からセビージャを指揮。今シーズンのリーガ・エスパニョーラでは4位フィニッシュを果たしている。

そしてついに、母国の代表監督就任が決まったサンパオリ氏。記者会見では「長年の夢が叶った。この場所を常に望んでいたんだ」と喜びを語り、
「アルゼンチンサッカーの歴史に敬意を表したチームを作り上げなければならない。この代表チームはサッカー選手の集まりではなく、アルゼンチン国民4000万人のものだ」などとコメントしている。

アルゼンチン代表は2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第14節を終えて6勝4分け4敗。残り4試合時点で、大陸間プレーオフに回る5位に沈んでいる。
W杯本大会出場の4位以内とは勝ち点差「1」の位置だが、ライバルである首位・ブラジル代表に11ポイントもの差をつけられた。新指揮官とともに巻き返しを図りたいところだ。

なお、サンパオリ監督の初采配は9日、オーストラリアで行われるブラジル代表との親善試合となる模様だ。

6/2(金)サッカーキング
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アルゼンチン代表の新指揮官が抱負「メッシが楽しくプレーできるように」
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ロシアW杯南米予選特集ページ
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