◇男子テニス・全仏オープン 男子シングルス1回戦 錦織3―1コッキナキス(2017年5月30日 パリ・ローランギャロス)

 テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは30日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランキング9位で第8シードの錦織圭(27=日清食品)がランク外のタナシ・コッキナキス(21=オーストラリア)と対戦。4―6、6―1、6―4、6―4で逆転勝ちし、3年連続の初戦突破を決めた。

 オーストラリアのホープ、コッキナキスとは今回が初対戦。公傷明けのため現在はランク外だが、15年6月には世界ランキングを69位まで上昇させている侮れない相手だった。

 序盤から攻撃的なテニスを展開したコッキナキスが、第1セット第3ゲームで先にブレーク。錦織は第6、8、10ゲームと立て続けにブレークポイントを迎えたが、これらのチャンスをものにできず第1セットを先取された。

 第2セットに入ると、錦織が第4ゲームでついにブレークに成功。この日初のブレークで本来の調子を取り戻し、第6ゲームでもブレークを奪って第2セットを6―1と圧倒した。

 第3セットは第1ゲームでコッキナキスにブレークを許すも、第5ゲームですかさずブレークバック。コッキナキスの強力なフォアハンドをはね返して第9ゲームでもブレークに成功し、第2セットを6―4で制した。

 3年連続の初戦突破へ王手をかけた錦織は、粘るコッキナキスから第4セット第5ゲームでブレークを奪い先行。その後はサービスゲームをきっちりとキープし逆転勝利を収めた。

5/31(水) 0:16配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170530-00000177-spnannex-spo