たなサッカースタジアムを建設すべきかどうか話し合う鹿児島市の協議会が15日、北九州市と熊本市の施設を視察した。

協議会が視察したのは、新幹線の小倉駅から徒歩7分、福岡県北九州市にあるミクニワールドスタジアムだ。サッカーJ3・ギラヴァンツ北九州のホームスタジアムで、観客の収容人数は、1万5300人だ。

海を臨める観客席が大きな特徴だ。観客席の最前列からピッチまではおよそ8メートル、試合の臨場感を味わえる。屋内には、試合がない日でもランチなどを楽しめるスペースも。ギラヴァンツと同じJ3の鹿児島ユナイテッドFC。

J2に昇格するには、成績だけではなく、クラブライセンスを取得するため条件にあったスタジアムの整備などが必要だ。

ホーム鴨池陸上競技場は現在、2020年の鹿児島国体に向け改修が行われている。工事期間中、J2に必要な収容人数を満たしていないことなどから今シーズン、ライセンスを取得できなかった。視察に同行した徳重剛代表は新たなスタジアムの整備に期待を膨らませた。

午後には、3万2000人を収容できるJ2ロアッソ熊本のホームスタジアムを視察したメンバー。新サッカースタジアム検討協議会の井上佳朗委員長は「サッカースタジアムを作ることによってユナイテッドがどれだけ成長していってもらえるのかそれがまた市民生活にどんな影響を与えていくことができるのか。議論を深めていくためには一歩前進したというふうに確信している」と話した。

次回の協議会は来月上旬に開かれ、今年度中に提言をまとめる予定。

[ 5/15 20:19 KYT鹿児
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