巨人が、阿部慎之助内野手(38)の2000安打達成を前に、“阿部メーター”などのカウントダウンプロジェクトを検討していることが15日、分かった。

阿部は今季、出場32試合で33安打を放ち、通算1950安打。
大台へ着々と安打を積み重ねているが、1970安打以降は、東京Dの電光掲示板で残り本数を表示していくことになる。
生え抜きでは80年の柴田勲以来37年ぶりとなる大記録へ、本拠地に詰めかける4万人超が一体となって機運を高めていくというわけだ。
球団関係者は「カウントダウンの一本一本を、より多くのファンの方に見ていただき、一緒に盛り上げていただければ」と話した。

また同時期には、東京Dの入場ゲート付近に、カウントダウンのボードを持つ阿部の等身大パネルが登場するほか、
交流戦が始まる頃には、試合前に原辰徳前監督のスペシャルムービーを流す計画もある。
捕手では史上4人目となる偉業の裏で、どんな苦労や困難を乗り越えてきたのか。
恩師が、秘蔵エピソードを交えて振り返る。さらに、巨人ではこれまでの記録達成時には花束贈呈で祝福していたが、特製記念ボードも製作する方針だという。

阿部は「個人の数字は終わった後に振り返ればいいし、大事な場面でチームが勝つための1本を打ちたい」と冷静だが、
「2000本目はホームランで決めたい気持ちはある」とも明かしていた。
周囲の熱気も力に、大記録達成の瞬間へと歩を進めていく。

◆他球団の2000安打カウントダウン企画 ロッテでは、本拠ZOZOの試合で福浦が安打を放つと、通算安打数を大型ビジョンに映し出す。
広島は昨季、新井の残り本数が背番号になった「カウントダウンTシャツ」を、DeNAはラミレス、中村の記録達成直前に「カウントダウンボード」を販売した。

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スポーツ報知 5/16(火) 5:03配信