0001muffin ★2021/12/23(木) 21:04:56.63ID:CAP_USER9
https://maidonanews.jp/article/14502760
数々の革新的ドラマや映画を手掛けてきた堤幸彦監督は、現在コロナ禍で「大変厳しい」状況に陥っているという。ここ1、2年の間に予定していた大きな仕事は軒並み中止か延期。「現場で仕事がないのもキツいんだけど、今はとにかく企画が通らない。コロナ禍の収束後を見越して準備しておきたいのに、私のように“飛び道具”が多い作風の監督だと、全く通りません」。そして、こう続けた。「僕はオワコンですから」―。
2022年1月7日に公開される堤監督の最新作は、コロナ禍で表現の場を失った3人の俳優(広山詞葉さん、福宮あやのさん、河野知美さん)が企画・出演した自主映画「truth〜姦しき弔いの果て〜」。突然亡くなった男の部屋で鉢合わせした3人の女性が、自らを「最も愛された恋人」だと主張して壮絶なマウント合戦を繰り広げるシチュエーション・コメディだ。堤監督にとっては記念すべき50本目の映画。すでにイタリアやドイツ、イギリスなど海外の6つの映画祭で賞を受けている。
中略
ネットやラジオでの酷評に自信喪失
堤監督は自身について語るとき、「メジャーのど真ん中にいる人間ではない」「作品を作りすぎて話題性がない」「たくさんのカットを撮ってきたのは確信のなさの表れ」など、意外なほど辛辣な言葉を使う。多くのヒット作を放ちながら、なぜそこまで自己批判的なのか。
「ネットの評判や点数なんかを見てしまうと、どうしてもね…。そんなことをいちいち気にするなんて、情けないでしょう? でも、僕としては観客の気持ちに応える作品を素直に作っていたつもりが、多くの人にとっては全然そうではなかったんですね。ラジオ番組の映画評なんかでも、ずっとボコボコにされてきましたから」
「特に酷評されたのは、2010年公開の『BECK』(※注)かな。僕はロックバンドの経験もあるので、自分をロック側の人間だと思っていたのに、『ロックじゃない』と評されたのがものすごくショックで。内心『そんなことないわ』と思ってはいたけど、『ロックの描き方が記号的で魂がない』とか『この映画のどこに14、15歳でギターを始めた頃のお前の気持ちがあるんだ』と言われたら…すみません。実際その通りだったかもしれない。自分をオワコンだと感じるようになったのは、その辺りからです」
(※注)漫画家ハロルド作石さんの人気コミックが原作。出演は水嶋ヒロさん、佐藤健さんら。興収17.6億円のヒットを記録したが、歌声の演出やロックフェスの描き方などに対しては、かなり厳しい評価もあった。
そしてコロナ禍で仕事がなくなったタイミングで、思いがけず監督を引き受けることになった今回の「truth」。ポスターやパンフレット作りなども全て3人の俳優が中心となって展開しており、堤監督も宣伝のため精力的に各地を回っている。
中略
「『ケイゾク』や『SPEC』『TRICK』『20世紀少年』などを撮り、僕なんかが恥ずかしげもなく『映画監督でございます』と言えていたような状況は、もう戻ってこないかもしれません。かなり腹を括って、次のことを目指すべきだと思います」
全文はソースをご覧ください
https://public.potaufeu.asahi.com/3143-p/picture/26537159/cb96d6cba142a26ce7001fa8bae8a4d2_640px.jpg
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数々の革新的ドラマや映画を手掛けてきた堤幸彦監督は、現在コロナ禍で「大変厳しい」状況に陥っているという。ここ1、2年の間に予定していた大きな仕事は軒並み中止か延期。「現場で仕事がないのもキツいんだけど、今はとにかく企画が通らない。コロナ禍の収束後を見越して準備しておきたいのに、私のように“飛び道具”が多い作風の監督だと、全く通りません」。そして、こう続けた。「僕はオワコンですから」―。
2022年1月7日に公開される堤監督の最新作は、コロナ禍で表現の場を失った3人の俳優(広山詞葉さん、福宮あやのさん、河野知美さん)が企画・出演した自主映画「truth〜姦しき弔いの果て〜」。突然亡くなった男の部屋で鉢合わせした3人の女性が、自らを「最も愛された恋人」だと主張して壮絶なマウント合戦を繰り広げるシチュエーション・コメディだ。堤監督にとっては記念すべき50本目の映画。すでにイタリアやドイツ、イギリスなど海外の6つの映画祭で賞を受けている。
中略
ネットやラジオでの酷評に自信喪失
堤監督は自身について語るとき、「メジャーのど真ん中にいる人間ではない」「作品を作りすぎて話題性がない」「たくさんのカットを撮ってきたのは確信のなさの表れ」など、意外なほど辛辣な言葉を使う。多くのヒット作を放ちながら、なぜそこまで自己批判的なのか。
「ネットの評判や点数なんかを見てしまうと、どうしてもね…。そんなことをいちいち気にするなんて、情けないでしょう? でも、僕としては観客の気持ちに応える作品を素直に作っていたつもりが、多くの人にとっては全然そうではなかったんですね。ラジオ番組の映画評なんかでも、ずっとボコボコにされてきましたから」
「特に酷評されたのは、2010年公開の『BECK』(※注)かな。僕はロックバンドの経験もあるので、自分をロック側の人間だと思っていたのに、『ロックじゃない』と評されたのがものすごくショックで。内心『そんなことないわ』と思ってはいたけど、『ロックの描き方が記号的で魂がない』とか『この映画のどこに14、15歳でギターを始めた頃のお前の気持ちがあるんだ』と言われたら…すみません。実際その通りだったかもしれない。自分をオワコンだと感じるようになったのは、その辺りからです」
(※注)漫画家ハロルド作石さんの人気コミックが原作。出演は水嶋ヒロさん、佐藤健さんら。興収17.6億円のヒットを記録したが、歌声の演出やロックフェスの描き方などに対しては、かなり厳しい評価もあった。
そしてコロナ禍で仕事がなくなったタイミングで、思いがけず監督を引き受けることになった今回の「truth」。ポスターやパンフレット作りなども全て3人の俳優が中心となって展開しており、堤監督も宣伝のため精力的に各地を回っている。
中略
「『ケイゾク』や『SPEC』『TRICK』『20世紀少年』などを撮り、僕なんかが恥ずかしげもなく『映画監督でございます』と言えていたような状況は、もう戻ってこないかもしれません。かなり腹を括って、次のことを目指すべきだと思います」
全文はソースをご覧ください
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